ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2020年2月10日に、日本銀行から「銀行の決済サービスの課金体系に関する考察」というレポートが公開されました。
我が国では、口座開設(銀行通帳作製)は、無料です。
というか無料でなければ作りたくないし、個人的には暴れるかもしれません。
( `ー´)ノ
先日も、1通作りましたが、タオルセットの粗品を贈呈してもらいました。
(´▽`)
おもてなし文化バンザイ!
しかし、我が国はいつもガラパゴスです。
世界を見ると、口座を作ると維持管理料を徴収するのが一般的なんだそうです。
( ゚Д゚)
それに習って、我が国の銀行でも、ポツポツと口座維持管理料徴収の動きが始まっています!
読者のみなさんは、こうした銀行の動きに賛成ですか?反対ですか?
口座維持管理料の徴収が一般的となれば、ますますネット銀行になだれ込むような気がしてなりません。
すでにSBIホールディングスは、島根銀行、福島銀行、筑邦銀行と資本業務提携に合意し、ネット銀行が地方銀行を呑み込み始めました。
口座が増えれば増えるほど、システム維持管理料がかかっていきます。
これまでただでサービスを享受できるものが、どんどんなくなっていくのはさみしい限りです。
1 日本銀行の「銀行の決済サービスの課金体系に関する考察」主旨
日本銀行では、このレポートはあくまでもレポートと断った上で、公開に踏み切っています。
決済サービスの課金を決めるのは、あくまでも銀行側にあるので当然です。
日本銀行のレポートの主旨は次のことをいっていると管理人は考えます。
1 我が国の銀行口座は、原則無料である。
2 また、決済サービスは、我が国は個別課金制をとっている。
3 欧米では、銀行口座を開設すると口座維持管理料を徴収するのが一般的である。
4 欧米では、口座維持管理料を支払った顧客は定額課金制または二部課金制が一般的である。5 我が国の決済サービスの採算が悪化している中で、様々な手段を考えてみてはどうだろうか?
マイナス金利が長らく続き、銀行の経営は悪化しています。
安易に決済サービス料金を上げると顧客が離れて、ますます経営が悪化する可能性があります。
だから、欧米の決済サービスを参考にもっと多様な決済サービスを考えたらどうだ!
といっているように聞こえます。
ご存知のとおり、地方銀行の経営は悪化しており、2019年度3月期決算では、実に7割が減益となっています。
すでに銀行の中には、通帳を電子通帳に替えたり、口座維持管理料を徴収する動きが加速しています。
我が国No.1の預金量を誇る三菱UFJ銀行は、2020年10月から新規口座の開設に年1,200円を徴収する方向で検討しています。
この流れが加速すれば、我が国は一気に口座開設の際に手数料を徴収される時代がやってくる可能性があります。
2 銀行の決済サービスは高すぎる
銀行利用の目的には、ローン融資などもありますが、一般的には、決済サービスがほとんどではないでしょうか。
◆銀行口座にお金を預ける
◆銀行口座からお金を引き出す
◆銀行口座のお金を他者へ振り込む
◆他者から銀行口座へお金が振り込まれる
個人的には、グーグル神からお金が振り込まれるとありがたいのですが、弱小ブログではきびしいです。
(´Д`) 自虐
我が国は、振込手数料が高すぎます。
管理人のメインバンクである三菱UFJ銀行は、3万円以上の振込手数料が880円です。
なぜ3万円で区切っているのか、今ひとつわかりませんが、地元の地方銀行も同じです。
料金設定は自由なはずなのに、とても不思議です。
⇩みずほ銀行も値上げました!
思えば住宅ローンの一部繰り上げ返済をする際は、手間と危険が伴いました。
1日につき100万までしかATMで引き落とせないので、何日もかけて下ろしました。
数百万円のお金をカバンに入れて、三菱UFJ銀行まで運びました。
880円(消費税増税前は840円)のために、俺は一体何やってんだろう?と思ったものです。
3 欧米では、サブスクリプションを導入し、サービス向上
欧米では口座維持管理料を徴収する代わりに、定額課金制または二部課金制としている銀行が一般的だそうです。
最近はやりの言葉でいうと、サブスクリプションです。
アマゾンプライムをイメージするととてもわかりやすいと思います。
プライム会員となれば、プライム商品は配送料が無料です。
また、アマゾンビデオやアマゾンミュージックも聴き放題見放題です。
◆年会費 4,900円
◆月会費 500円
( ゚Д゚) や、安!
と思いたいところですが、2019年4月11日までは、年会費3,900円、月会費400円で、ネット上で炎上しました。
それでも、サービスの享受を考えれば、安すぎます。
アマゾンが、ECで一人勝ちしている理由は、このサブスクリプション(subscription)にあると思います。
2019年4月の段階で、アマゾンの国内利用者数は5,004万人だそうです。
会員数だけでも、アマゾンプライムで得る収入は、2,451億円にもなります。
この収入で、配送料金を無料とし、他の様々なサービスも無料化する。
利用すれば利用するだけ得をするのが、サブスクリプションの特長です。
銀行も同じだと思います。
一定額の口座維持利用料を支払えば、何回まで振込手数料無料とすれば、お得感で集客が増えることは間違いありません。
管理人は、銀行のサブスクリプションに大賛成です。
4 新生銀行の衝撃
先日、新生銀行に預けていたお金が満期になるというので、某支店に行ってきました。
新生銀行とは、バブル崩壊で破たん清算した「長期信用銀行(長銀)」の事業を引き継いだ銀行です。
長銀なら安心と入ったのに、新生銀行になるとは夢にも思いませんでした。
(´Д`)
入口に入ると「これまでご利用ありがとうございました。」とポスターが掲示されていました。
えっ!撤退?
泣けます。
ATMはどこでも使えますから!
でも、新生銀行さんのATMは、確か有料でしたよね!
はい!ゆうちょ銀行さんやイオン銀行さんのATMも利用できますが、1回につき110円の手数料がかかります!
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
そうだった!
新生銀行は、2018年10月6日までコンビニATMが無制限で24時間利用料0円という無敵の銀行でした。
それが、2018年10月7日より、どこのATMを使っても110円がかかる有料化となりました。
( `ー´)ノ クソッタレ!
無料化するには、月5,000円以上の投資信託を続けたり、口座に月100万円以上残高がないといけないそうです。
これもまたサブスクリプションの変形なのでしょうか?
それにしても、庶民にはハードルの高すぎるサブスクリプションです!
5 まとめ
2016年1月27日から始まったマイナス金利政策は、早や丸4年となりました。
この間もっともダメージを受けた企業は、銀行です。
少しでも収益を上げようと、ATMによる決済サービスの有料化や振込手数料の値上げを検討しています。
しかし、これでは顧客は、ネット銀行に流れていくことは間違いありません。
管理人はイオ二ストなので、イオン銀行もよく使います。
リアル店舗とネット銀行が融合した新しいタイプで、とてもとても便利です。
かつて、新生銀行がやっていたようにイオン銀行のATMであれば24時間利用が無料です。
24時間営業にミニストップやウェルシア内にもあり、とても便利です。
また、証券口座への振り込みも24時間対応で、しかも無料です。
もはや、店舗型銀行はかないません。
今後、店舗型銀行が、ネット銀行に勝てるとしたら、お得感や利便性を向上させたサブスクリプションにあると思います。
サブスクリプションで顧客にお得感を打ち出せば、顧客が集まって預入額が膨らみ、さまざまな融資が可能となります。
お互いがメリットがあるウィンウィンの関係となり、それはアマゾンプアイムの成功と同じ形になります。
学校関係の振込みイベントは、年間何回もあって、振込み手数料がバカになりません。
日本銀行のレポートの狙いが、我が国の銀行にも競争原理をもたらし、サブスクリプション競争が始まることを期待したいです。
そうなれば、私たちのサイフもやさしくなります。
ブログとサブスクリプションに愛と真の情報を
それでは