ようこそ(^^)/
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、突然ですが、人生にはさまざまなリスクがあります。
というか、生きることはリスクそのものともいえます。
リスクを抱えながらも生き延びる方法について、人間として尊敬しているJ子さんを例に考えてみます。
- 1 J子さんの人生に幸多からんことを
- 1-1 主人が交通事故で生死を彷徨う
- 1-2 主人が二度目の自損事故を起こし、再び生死を彷徨う
- 1-3 子供が不登校になる
- 1-4 子供が家出する
- 1-5 J子さんが長期病欠となる
- 2 何かJ子さんを救う方策はなかったのか
- 3 仕事には全エネルギーを傾注しない適当のススメ
- 4 まとめ
1 J子さんの人生に幸多からんことを
管理人の一つ下の社員にJ子さんがいます。
社内恋愛で結婚し、3人の子供にも恵まれ、これまで頑張って共働きを続けて来たキャリアウーマンの走りの方です。
⇩イメージです。
J子さんが出産の頃は、女性社員の出産休暇は、産前産後8週間が一般的でした。
育児休暇を1年取れる職業は、看護婦(当時)さんと教員だけで、仕事と家庭を両立したい女性は、敢えて看護婦か教師の道を選ぶ人もいたほどでした。
出産して、わずか2か月で復職しなければ辞めるしかない仕組みが、わずか30年前の日本社会の現実でした。
今でこそ「日本死ね。」などとたわけたことを言えますが、30年前は子育てしながら働こうと思ったら職業を選ぶしか方法はありませんでした。
実質子持ちは退社しろというルールでしたが、J子さんは子育てと仕事を見事に両立してきました。
管理人から見てもスーパーウーマンのあこがれの存在です。
しかし、彼女には次から次へと苦難の人生が襲いかかります。
1-1 主人が交通事故で生死を彷徨う
ご主人はバイクのツーリングが趣味で、大型バイクを乗り回していました。
ある日、トラックと接触事故で転倒し、一命は取り留めましたが、意識不明の重体となりました。
三日三晩生死の境を彷徨ったあげく、奇跡の生還を果たしました。
S子さんの献身的な介護のおかげといってもいいと思います。
1-2 主人が二度目の自損事故を起こし、再び生死を彷徨う
ご主人はその後後遺症もなく、復職でき、関係者一同管理人も含めホッとしました。
しかし、実際には後遺症が残ったようです。
それは何の前触れもなく、突然意識を失う症状です。
阿佐田哲也(色川武大)のナルコプレシーのような症状です。
ただし、秘密にはしていたようです。
ところが、仕事中にその症状が出て、運転中に大事故を引き起こしてしまいました。
幸い死者は発生しませんでしたが、複数名の重傷者を出してしまったため、減俸処分と免許証はく奪となりました。
1-3 子供が不登校になる
J子さんには二人の男の子と一人の女の子がいます。
それこそ目に入れてもいたくないほど溺愛していた自慢の子供たちでしたが、あろうことか中学生の頃から男の子が二人共不登校となってしまいました。
犬を飼ったりして、不登校を治そうと努力しましたが、その後の詳細については、多くを話さないので、詳しくはわかりません。
ただ、一時家庭内暴力をふるうことがあり、包帯を巻いて出社することもあったと風のうわさで聞こえてきました。
1-4 子供が家出する
そのため、もう一人の女の子にますます愛情を注いでいましたが、良からぬ友人がいて、困っていたようです。
その友人は高校を中退し、なんと東京で風俗嬢となり、帰省時にものすごい車で自宅まで遊びに来るようになったそうです。
車だけでも目立つのにその彼氏が一見してわかる別世界の住人で、J子さんは固まってしまったそうです。
その友人は風俗嬢はいいと吹聴していたようで、或る日、娘さんは家から出て行ったまま、音信不通となってしまったそうです。
その後のことは語ろうとはしないので、よくわかりません。
現在は、飼い犬を2頭飼い、溺愛しています。
1-5 J子さんが長期病欠となる
昨年12月、風のうわさが飛び込んできました。
J子さんが、メンタルをやられ、1ヶ月以上出社していないという情報でした。
すぐに配属先の上司に電話をかけると事実でした。
愕然としました。
そして、何もできなかった自分を激しく責めました。
J子さんは、昨年4月新しいプロジェクトを任され、違う部署に栄転したので、管理人は、うれしくて電話しましたが、不安そうな声にむしろ頑張れと励ましたからです。
まさかスーパーウーマンのJ子さんがメンタルをやられるなんて想像もできませんでした。
2 何かJ子さんを救う方策はなかったのか
管理人は、共働きです。
共働きの利点は、何といっても収入です。
専業主婦世帯と比べれば、収入は実質2倍です。
管理人が家を2軒建てることができたのも、6500万円ものローンを完済できたのも、株式投資という道楽ができるのも、すべて共働きのおかげです。
妻には感謝しても感謝しきれません。
しかし、共働きの最大のリスクは家庭に目配りできないことです。
子供の教育やいじめなどの予兆の多くを知ることができません。
成績が落ちれば原因と対策を家庭で講じれば、戻すことは可能です。
悪い友達ができれば、引き剥がすことが可能です。
J子さんの場合、主人が自由勝手で、家庭を守るという役割は放棄していました。
毎日、飲み歩き、土日はツーリングです。
たまに家にいれば、不登校の息子を力で抑えることとなり、暴力が家庭を支配します。
そういった姿を見ていれば、娘さんもランナウェイしたくもなったのかと思います。
すべてを失い、仕事のプレッシャーもあって、ついに力尽きてしまったのかと思うと無念でなりません。
3 仕事には全エネルギーを傾注しない適当のススメ
管理人にもこれまでいくつかの危機がありました。
数年前、管理人は、社内でもお荷物の誰もが嫌がる部署に左遷の憂き目に遭い、心身ともにボロボロとなりました。
「世界は誰かの仕事でできている」というポスターを見て、号泣するほど不安定な状態に追い込まれていました。
そこで、20数年ぶりにJ子さんと一緒になり、力を合わせて難局を乗り越えることができました。
その時に学んだのが、楽しくやろうということです。
平成の初めから、我が国にも欧米文化の成果主義や個人主義が取り入れられ、職場環境はギスギスする一方です。
これでは魂をすり減らすだけであって、仕事の成果は得られても、仕事に対する喜びも仲間意識も芽生えません。
日本人は農耕民族であり、狩猟民族ではありません。
「和を以て貴しとなす」が聖徳太子が作った日本初の17条憲法の第一条に記載されてある通り、仲良くすることは組織力を高める第一歩です。
それは社会の単位である家族についても同じです。
仕事は組織として取り組む。
目標達成のため、家庭をおろそかにしない。
むしろ家庭を守るため、仕事に全精力はかけない。
家庭では夫婦で全力を尽くす
というバリバリの社員から見たら、適当で無能な社員だと侮蔑されても、家庭を守るのが第一と管理人は思います。
仕事には余力を持って適当に、家庭には全力を持って尽くすことをオススメします。
4 まとめ
いかがでしたか。
J子さんとは、年齢が近いこともあり、波長が合いました。
新人同士で楽しく仕事をすることができました。
あれから30数年の歳月が、彼女にここまで苛烈な人生が待っていようとは想像もできませんでした。
J子さんの人生に幸多からんことを祈るしかありません。
だから共働きはいけないのよ!
お金に目が眩んだ当然の罰よ!
と批判されないように、管理人も共働きでも、幸せな家庭を作ってやると思いは新たにしています。
そのためには仕事には手を抜いて、ほどほどにしておくのが最高のリスク管理だと思います。
雨ニモ負ケズ
ミンナニデクノ坊ト呼バレ
ソウイウ人ニ私ハナリタイ
異論、批判沢山あると思いますが、管理人の考え方であることをご容赦ください。
J子さんのいち早い復職を心よりお祈り申し上げます。
それでは