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あのHONDAモンキーまでも・・・原付バイクが市場から消える日

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ようこそ(^^)/ お金を貯めて、人生を豊かに生きるヒントを提供するサイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、先日HONDAの原付きバイク(原付一種)「モンキー」の生産が2017年8月に終了するという衝撃のニュースが駆け巡りました。

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リンク元:HONDA

50年以上バイクファンに愛され続けた名車の生産中止に、時代の節目を感じた人は多かったと思います。

しかし、モンキー生産中止のニュースは、ノスタルジーだけには留まりません。

排ガス規制のため、原付きバイク(50cc)の生産そのものが困難となっています。

原付きバイクの生産が中止となれば、国内の物流や人の移動に大きな影響を及ぼすこと必至です。

本日は常に身近な存在であり続けている原付きバイクについて、考えてみます。

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1 HONDAスーパーカブは、2017年にも累計生産1億台突破!

新聞配達や郵便配達に使用されているバイクは、そのほとんどがHONDAスーパーカブです。

その独創的なフォルムから、格好悪い、ダサイなどと揶揄されながらも、1952年に発売以来、60年以上世界中で愛され続けてきました。

T型フォードやハーレーダビッドソンのように人類史上に残る乗り物となることはまず間違いありません。

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リンク元:HONDA

そして、とてつもない記録が達成されようとしています。2017年中には、累計生産台数が1億台を突破することが確実です。

もちろんこの生産台数は、同一車種では世界一で、ギネスブック記録保持中です。(2016年9,700万台突破)

朝早く、新聞配達や牛乳配達でスーパーカブの独特の重低音で目が覚める方もいると思います。それほど身近な存在であり続けるのが、スーパーカブです。

HONDAという世界的企業の基礎を作ったバイクであり、世紀の乗り物と呼ばれる由縁です。

私も以前愛用していました

私の若い頃は、4サイクルの原付きは不人気で、2サイクルエンジンの原付きに人気が集まっていました。

原付きは50ccという小排気量のため、パワー不足が否めず、パワーのある2サイクルの方が人気があるのは当然の流れでした。

しかし、免許取り立てでお金もない私に親戚の叔父が、スーパーカブを譲ってくれました。

こんなダサイ原付きなんて恥ずかしくて乗りたくもないと思ったのが、最初の印象でした。

しかし、背に腹は代えられずしぶしぶ乗り始めました。

すると、驚くほど粘り強いエンジンとパワー、片手でも簡単に操作できる自動遠心クラッチ、シフトダウンによって生み出す強力なエンジンブレーキ、そして強靭な耐久性と瞬く間にスーパーカブのとりことなりました。

↓郵便局のバイクのスーパーカブベースがほとんどです。

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このスーパーカブとの出会いが、その後の私のお金に対するリテラシーを育ててくれたといっても過言ではありません。

2  原付きバイクに乗る損得

私は学生時代から原付きに乗り、車を所有してからも、結婚してからも原付きバイクを手放しませんでした。

その理由は、圧倒的なランニングコストの安さです。

私は結婚してちょうど25年になりますが、23年間車1台と原付きバイク1台で頑張りました。(2年前妻の転勤で止む無く、軽自動車を購入し、2台持ちとなりました。)

私のような地方都市に住む者にとっては、移動手段は車に頼らざるを得ないので、共働きの場合は、車2台が必要です。

23年間原付きバイクと軽自動車に乗った場合をシュミレーションしてみます。

軽自動車を6年ごとに新車購入と仮定します。

経験上、下取りは3回目の車検前が一番高く下取りできるからです。(諸説あり)

23年間ですと、車の買い替えを4回とします。

2-1 車(軽自動車)の場合

車両代 新車時150万円、次回以降100万円(下取り50万円)×3回 計450万円

車両保険付き任意保険 約35,000円×23=約80万5千円

車検(自賠責込) 約72,000円×11回=79万2千円

タイヤ(夏タイヤ4年、冬タイヤ3年)約30,000円×13回=約39万円

点検パック(オイル込) 約35,000円×8回=約28万円

税金(軽自動車税)便法上7,200円×23回=約15万6千円(新規取得は少し高いです。)

ガソリン代(リッター17km、年間5000km、125円として)

年間約300L×125円×23年=約85万2,500円

合計 約777万5千円・・・金喰い虫です。

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2-2 軽自動車の場合

対する原付きです。原付きは約10年は持つので、3回購入(下取りなし)とします。

車両代 15万円×3回=45万円

自賠責 1万7千330円(60か月)×5回=8万7千円

任意保険(特約)約6,000円×23回=13万8千円

タイヤ(夏もののみ 冬はバスか自転車利用)7千円×4回=2万8千円

税金(1,500円と計算)1,500円×23回=約3万5千円

ガソリン代(リッター35km、年間2,000km、125円換算)

年間57.1L×23年×125円=約16万4千円

合計 93万8千円・・・1年で約4万円です!

その差は、680万円にも及びます!

私はこれを頭金にして、家を建てたようなものです。

塵も積もれば山となることを私は原付きバイクに乗ることで学びました。

↓駐車も楽々です。車と比べればただ同然です♪

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3 今後の原付バイクの運命

先般ヤマハ発動機は、原付きバイクの生産を中止し、これからはHONDAと協働操業すると記者発表を行いました。

「HY戦争」今や昔 “ライバル”ホンダとヤマハ発の提携、両社首脳が語ったこと (1/2) - ITmedia ビジネスオンライン

年間1,800万台も生産していた日本のモータリゼーションの要であるはずの原付きバイクが、今や1,200万台を切っています。

原付バイクにどのような変化が現れているというのでしょうか。

排ガス規制が、原付きバイクにまで及んできたのが原因です。

平成11年に2サイクルの原付きバイクが、排ガス規制の観点から生産中止となってから、どんどん厳しくなっていています。

もはや原付きバイクはキャブレターでは規制値をクリアできず、電子制御式を採用しています。

2017年に適用されるユーロ4規制は、50ccでは不可能に近いことから生産を断念したそうです。

加藤社長は「既生産車については今年から排気ガス規制が強化される。小排気量車でユーロ4相当の国内のエミッション3次規制をクリアするのは技術的にも、コスト的にも非常にものすごく困難」と、モンキーの生産を終了する背景を説明した。

引用元:レスポンス

ホンダ、モンキーを8月末で生産終了…排ガス規制強化で50年の歴史に幕 | レスポンス(Response.jp)

さらに2020年には、もっと厳しいユーロ5の規制が待っています。

原付きの生産は絶望とさえいわれています。

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4 モンキー争奪戦は必至

今後は、原付きバイクは、間違いなく電気バイクに取って代わられる運命にあります。

あの独特の4サイクルの重低音が聞こえなくなるのはとても寂しいです。

実はバイク各社では、この数年来、125ccの原付き二種バイクの販促に力を入れています。

おそらくは50ccの排ガス規制は無理だけれども、125ccなら排ガスクリアの可能性があると見ての動きでしょう。

世界的に見れば50ccもまたガラパゴスと呼ばれる日本独自の規制であり、世界では原付きの分類はなく、125cc以下のカテゴリーに分類しているのが一般的です。

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スーパーカブの125cc化があったら面白いかもしれません。

これまではハンターカブの110ccがありましたので、可能性はありうると思います。

なお、HONDAモンキーは2017年8月で生産終了が予定されています。

おそらくは10年後、20年後モンキーはマニアの中で、伝説のバイクの位置づけになるはずです。

この際、数十年後先のことを見据えて、飾り物として購入しておくのも一法かと思います。高値取引はまず間違いのないところです。

飾っておくだけでも、価値は十分にある名車中の名車です。

↓もはや芸術の域の工芸品です。

購入して家宝としてとっておこうかどうか、真剣に悩んでいます。

欲しい!

 

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リンク元:HONDA

それでは