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人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、管理人は2020年3月31日を持って、38年勤め上げた某社を退職しました。
わずかばかりの退職金と厚生年金受給の権利を獲得しました。
しかし、年金受給は65歳からです。
5年の間、何もしないで、退職金を5で割って暮らすことなど、管理人の選択にはありえません。
親の資産があるか、現役時代にたんまり貯めたか、よほどの大企業でない限り、退職後何もしない選択は困難です。
ふつうのサラリーマンの生存戦略は、5年間なんらかの方法で収入を得ることが絶対条件です。
退職後の4人の生存戦略を考えてみます。
1 退職後わが社の選択
わが社では、退職後2つの再雇用方法が選択できます。
1 フルタイム再雇用社員
2 短時間(週4日)再雇用社員
フルタイム再雇用社員は、現職時代の平均給与の4割程度です。当然管理職手当は考慮されていません。
短時間再雇用社員は、フルタイム再雇用社員より70万円ほど収入が目減りします。
ふたを開けるとびっくりです。
再雇用社員の7割以上が、短時間(週4日)再雇用社員を選択します。
2 同僚Aの選択
世の中にはさまざまな人がいるものです。
灯りの数だけ人生があり、再雇用の考え方もさまざまです。
同僚Aはなんとフルタイム再雇用の道を選びました。
理由は金がないからだそうです。
同僚Aは、管理人の1つ上の先輩で2年遅れてわが社に入社しました。
1浪して、大学院を中退したからです。
そのため、勤め上げた期間は35年と少なく、退職金も厚生年金も同僚より少ないそうです。
しかも、Aは学生時代から付き合っていた彼女と結婚しました。
しかし、お嬢様なので、寿退社で、たった1年しか働きませんでした。
パワーカップルでなければ、老後の生活はきびしいという現実があります。
Aは再雇用で古巣の職場に戻り、改革する意欲は持っていたようです。
しかし、十年ひと昔のたとえがあるとおり、Aの考えは時代には合わなかったようです。
奴も相当に消耗しているようです。
フルタイム労働は、追い出し部屋のようなものです。
管理人には到底無理です。
3 同僚Bの選択
同僚Bは、退職時こそいっしょでしたが、高校卒業とともにわが社に入社したため、41年間も勤め上げたことになります。
当然に厚生年金の掛け金期間が長かったため、管理人よりも厚生年金の受給額は高めです。
また、利殖には目ざとい男で、ビットコインが10万円の頃から始めていたようです。
ところが、退職して2年目の先日、ばったりと出くわしました。
なんでもわが社に再雇用として復職したそうです。
わが社はとても甘く、再雇用の道を選ばなくとも、退職後5年以内に再雇用を希望すれば、1回だけ再雇用してもらえます。
こういう身勝手な同僚はなんとかしてもらいたいものです。
まるで、再雇用は年金のつなぎとする意識が強く、まるで仕事をしていないと風の便りで聞きました。
こういう輩がいるから、再雇用社員はいつも肩身が狭い思いをしています。
4 先輩C子さんの選択
先輩C子さんは、管理人が課長時代に係長を務めていた人です。
子供が1人いますが、離婚してしまい、子供を溺愛しています。
しかし、溺愛した結果、母親依存が強まってしまいました。
37歳の年齢で、独身です。
仕事が続かず、これまで10数回転職を繰り返しています。
自宅の近くで再雇用を願い出られ、なんとか希望通りの職場に就職することができました。
しかし、再雇用5年などあっという間です。
引き続き、嘱託の形で今年3月まで内勤の形で勤めていました。
しかし、職場内の出産ラッシュがあり、内勤から外回りの現場担当を命じられたそうです。
この歳で、外回りなどできません!
ちゃぶ台返しをしてしまい、4月に退職してしまったそうです。
プライドのために辞めても、明日から生活がきびしくなるけど・・・。
でも彼女にはプライドという尊厳が傷つけられることがどうしても許せなかったようです。
気持ちは十分にわかります。
5 管理人の選択
管理人もまた、再雇用短時間を選択しました。
でも採用条件が、後進の指導的役割だったのが、現実には現場担当と正社員と同じ働き方となり、話が違うと切れる寸前となりました。
しかし、管理人の子供は2人とも大学生で金食い虫です。
次の理由で耐え忍ぶしか選択はありませんでした。
1 厚生年金保険料掛け金の半分を負担してくれる
2 介護保険料掛け金の半分を負担してくれる
3 引き続き団体生命保険に加入できる
4 引き続き、企業拠出型個人年金保険にかけることができる
こういった社会保険料を年間数十万円も会社側が負担してくれます。
後輩にあごで書き使われようが、先輩に罵倒されようが、辞めるわけには行きませんでした。
地を這い、泥水をすすっても、65歳までは勤め上げて、38年間勤め上げた会社から少しでも恩を返してもらうと決心しました。
それでも忸怩たる思いは常に抱えていました。
まあ、定年退職後の出口戦略を考えていなかった管理人がバカでした。
6 大学非常勤講師としての道が開ける
そんな忸怩たる思いをしながらも、たちまちのうちに1年と半年が過ぎてしまいました。
忸怩たる思いはだんだんと薄らいでいきました。
このまま、再雇用として65歳からは人生をエンジョイしようと考えました。
そんな決心をしたときに、突然とある大学の非常勤講師オファーの話が舞い込み、腰を抜かすほど驚きました。
退職後大学の非常勤講師の道は、極めて難しいものがあります。
1 国公立大なら、博士課程取得必須
2 著名な学術誌の筆頭原著論文複数掲載
3 採用大学の出身者
また、私立大学でも同様です。
学士(4年制大学卒)であり、論文投稿の経験もない管理人には到底不可能な話です。
ですが、不思議な縁(えにし)があり、管理人にオファーがやってきました。
先日面接を受けると、面接ではなく、採用を前提としたオリエンテーション(懇談)でした。
はるか30年以上前、現理事長と現学長と仕事の関係でほんの少しだけ接点があったことが、今回のオファーにつながったようです。
30年以上前の人的関係が非常勤講師採用につながるなんて、驚き以外の何物でもありませんでした。
1 採用は2022年4月より、1年間
2 前期1コマ、後期1コマ担当、年間30コマ
3 処遇は、非常勤講師最上位待遇
4 通勤手当あり
大学の講義の1コマは通常90分です。
週1で1.5時間の時給と思っていました。
ところが大学は一般的に繰り上げで2時間と計算するそうです。
通常の非常勤講師の相場は、3,500円から11,000円程度です。
7 40年ぶりの履歴書
退職する数年前から、入社希望者の面接を担当していました。
たくさんの履歴書を読んできましたが、まさか自分が書くハメになるとは!
自分で書こうとすると履歴書はとてもむずかしいことを実感しました。
自分の特技や趣味としていることなどありません。
自分の長所なんて皆無です。
こんなことならTOEICにチャレンジしておけばよかったです。
8 まとめ
定年退職後の4人の生き方を綴ってみました。
退職者A フルタイム再雇用 消耗しきっている
退職者B 中途短時間再雇用 継続微妙
退職者C フルタイム後嘱託 切れて退職
管理人 短時間再雇用+大学非常勤講師
再雇用と一括りしても、実に様々な再雇用の形がありました。
管理人も再就職の道を失敗し、腐りながらも生きるためにはやむを得ないと短時間再雇用の道を選択し、現在に至っています。
しかしながら捨てる神あれば拾う神ありというたとえは本当でした。
高額の大学非常勤講師の副業が認められました!
それも70歳まで働けるとは!
念のため人事課に確認すると、教育に関わる兼業はOKでした。
しかも、理事長から副社長あてに電話が入り、人事課の社員は管理人の非常勤講師の受諾要請の話を知っていました。
定年退職が近い読者の方は、退職後の身の振り方をしっかりと考えておかないと、金銭的にも精神的にもつらい毎日が待っています。
早めの情報収集と先輩や同僚のネットワークを生かして、再就職活動を進めることを強くおススメします。
人生100年時代、何かしら社会と接点を持たないと、毎日が日曜日状態となり、つらい老後を過ごしてしまいかねません。
武運長久を祈念します。
ブログと定年退職後の人生に愛と真の情報を
それではまた