ようこそ(^^)/ お金を貯めて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
昨日はとてもご機嫌なことがありました。
いつものようにアクセス数を開いてみると・・・
おっ!
奇跡のような11111が5つ並んだPV数が飛び込んできました。
こんな偶然あるのかなとしみじみ感慨にふけってしまいました。
次は22222を目指します。
これからもよろしくお願いします。<(_ _)>
さて、今回は暗いテーマで申し訳ありません。
みなさんハラスメントという言葉を知っていますか。
「職場内いじめ、嫌がらせ」というとても嫌な言葉です。
日本人は、日本語で直接的に表現する言葉を嫌う傾向があり、嫌な言葉はすぐ英語で表記し、日本語が持つ意味をオブラートで隠し、メタファーとしてしまいます。
学校でのいじめは、学校いじめというのに、職場でのいじめを職場いじめと言わずハラスメントというのが、私にはどうにも納得がいきません。
ハラスメントは、1999年に男女共同参画社会基本法が制定された際にセクハラ=セクシャルハラスメントが注目され、一気に浸透したといわれています。
ところが、残念なことにその後、次から次へとセクハラと似たような職場内いじめの実態が明らかとなり、それらもハラスメントではないかと指摘され、現在に至っています。
今ではパラハラ、マタハラ、アカハラ、モラハラ、アルハラに加え、スメハラやヒトハラまで出現しています。
何の意味かすでにわからなくなるほど、どんどん言葉を作っていくのは、日本人の特徴です。
マタハラ マタニティハラスメント(妊娠)
アカハラ アカデミックハラスメント(学歴、教養)
モラハラ モラルハラスメント(言葉の暴力)
アルハラ アルコールハラスメント(飲酒強要)
スメハラ スメルハラスメント(体臭)
ヒトハラ 独身ハラスメント(未婚)・・・その他32種あるとの説もあります。
ただ、職場内での陰湿ないじめが、言葉を変えたとはいえ、次々と明るみに出てくることは、個人の権利保護が、尊重されつつある風潮となってきている証拠で、社会がいい方向に動こうとしていると思います。
管理人は社会人経験が長く、不幸なことにたくさんのハラスメントを見てきました。
時には残酷な結末となった結果も経験しています。
本日は、人生までを左右してしまう社会の病理ともいうべきハラスメントについて、考えてみます。
社会で働くということは、お金を稼いで生計を得ることだけではありません。
これから社会に出る人、ハラスメントで困っている人は必見です。
ハラスメント全部を書くとあまりに長くなるので、今回はパワハラについて考えてみます。
スポンサーリンク
- 1 パワハラ=パワーハラスメントとは
- 2 パワハラが発生する要因
- 3 鶏やハトは殺戮者である真実
- 4 エセヒューマニズムの本がベストセラーとなった過去
- 5 パワハラを防ぐためには
- 5-4 それでもだめなら逃げるのも選択肢
1 パワハラ=パワーハラスメントとは
上司が、管理監督者としての地位を利用し、適正な業務を超えて部下に無理難題を押し付け、身体的苦痛及び精神的苦痛を長期に渡って与え続ける行為です。
とても陰湿ないじめであり、学校いじめと本質は同じです。
上司にとっては会社の業績を上げるため、部下を鍛えるため、若い頃は俺も同じ指導を受けたからという理由のため、パワハラではなく、正しい指導だという思い込みがあり、パワハラの関係性が改善する見込みがほとんどありません。
被害者はうつ病や離職に追い込まれ、最悪な場合自殺に至る場合もあります。
ブラック企業やブラックバイトなどが脚光を浴びていますが、本質は同じです。
先日、厚生労働省の発表で、なんと3人に1人がパワハラを受けた経験があるという衝撃のアンケート調査結果が報告されました。
2 パワハラが発生する要因
私はパワハラ行為は、人間という動物の持つ本質的な原罪そのものだと考えています。
法律の整備、通報保護制度の整備など対策を行っても、人の関係性を改善することは極めて困難です。
特に発生しやすい職場としては、人事異動がほとんどない小さな職場、会社の業績が傾いている職場、反対に飛躍的な成長を遂げている職場、会社のモラルが緩い職場などに発生しやすいとされています。
異動がほとんどないと人間関係が固定化してしまいます。
そうなると人間という動物は、順位制による社会性維持という本能が目覚めます。
組織内で同じ行動がとれない人間を最下層の立場に追いやることにより、組織全体のストレス解消として、組織のバランスを保とうとします。
一言でいえば生贄(いけにえ)です。
つまり、パワハラは人間の本能=DNA(種の保存の優位性)そのものの行為であると解釈するととてもわかりやすいと思います。
3 鶏やハトは殺戮者である真実
3-1 鶏の社会は、最下位の鶏を突き殺す社会
順位制を維持するために、最下層の同種を攻撃する行為は、珍しい行動ではありません。
鶏の密飼いやハトの密飼いをするとすぐにわかります。
管理人の実家では、50年ほど前、鶏を数羽飼っていました。
その頃は、庭先で採卵のため鶏を飼うのは、ごくありふれた光景でした。
注意深く観察すると、必ず1羽だけやせ衰えて、羽やトサカがボロボロの鶏がいました。
鶏が集団でその鶏を突き、餌を食べようとするとさらに攻撃して追い払ってしまいます。
結果的には死んでしまう光景を見た当時小学生の私は、トラウマになるほどの衝撃でした。
3-2 ハトの社会は、最下位のハトを集団リンチ死させてしまう社会
また、一時実家で、ハトを飼ったことがあります。
平和の象徴であるハトですが、実はとても残酷な動物です。
鶏と同じく、集団で1羽のハトを突きます。突かれたハトは、頭の羽毛がなくなるほどとなり、血まみれになります。
それでも群れの端っこにいて、健気にも仲間入りしようとしますが、電線の上でも、ハト小屋でも集団で突き、結果的に死に至らせます。
長期に渡って続くいじめは、残酷そのもので、電線上の惨劇を見たときは、どうにかなりそうなほどのショックでした。
これが人間の世界でもあったらと思うとぞっとしました。
親にせがんで、ハトは飼わないでとせがみ、止めてもらいました。
今でも、公園で瞬きもせず、じっと人間の行動を見つめているハトを見ると、ぞっとして、石をぶつけ、踏みつぶしてやりたくなる衝動に駆られます。
平気でハトに餌やりしている親子が信じられません。
奴らは平和の象徴などという類の生き物ではありません。殺戮者です。
4 エセヒューマニズムの本がベストセラーとなった過去
40年ほど前、ローレンツという動物行動学者の「ソロモンの指環」が世界的に大ベストセラーとなりました。
我が国に初めて動物行動学を紹介した本で、ヒューマニズムにあふれた動物の行動が紹介されていたからです。
オオカミは、順位制を維持するために下位のものが首を差し出し、噛まれても良い仕草をして、服従を誓うことにより、無益な争いを止めると記載されていました。
動物の世界では同種間で殺し合いはしない、同種間で殺し合いをするのは人間だけだとの主張です。
嘘つけ!この野郎!
鶏やハトのことを真近で見て知っていた私には、でたらめとしかいいようがない内容でした。
動物の世界では、日常的に同種間の殺し合いが存在します。
ライオンもチンパンジーも同種を平気で殺します。
特にライオンは、他のオスの生んだ子を平気で噛み殺します。すると親のメスが発情し、自分の子を殺したオスと交尾するというから、驚きです。
畜生はしょせん畜生に過ぎません。
特にチンパンジーの最新の研究では、快楽のための同種のチンパンジーを殺し、その肉を食う実態が明らかとなりつつあります。
この研究も十分に衝撃的です。人間とDNAがわずか0.1%しか違わないチンパンジーが快楽殺人者であるとしたら、人間もと思ってしまいます。
こういうことを知ると、かつて天才志村の動物園に出ていたパン君をまともには見ることができません。
スポンサーリンク
5 パワハラを防ぐためには
人間という動物は、社会性を維持するために順位制を持つ集団社会を構成する動物である限り、パワハラを0にすることは不可能です。
3人に1人がパワハラの経験があるという厚生労働省のアンケート調査結果も、パワハラは普遍的であることを証明しています。
しかし、ある程度回避することは可能です。
5-1 できるだけ大きな組織、風通しの良い組織に帰属する
小さな会社に勤めれば勤めるほど、会社を大きく育てる目的や喜びも生じますが、人間関係が固着化する可能性が高く、その結果パワハラが生じる可能性があります。
適度に異動があり、人間関係をリセットできる規模の組織に入った方が、パワハラの起きるリスクは少なくなります。
また、組織の大小にかかわらず、風通しが良く、コミュニケーションのとれる組織体制ではパワハラは生じにくいとされています。
さらにはブラック企業のようなノルマを課す組織は、ノルマ達成のため、パワハラが生じやすいとされています。
理想論からすると組織の規模が大きく、過大な達成目標を掲げない組織に帰属するのが理想です。
また、下からの意見が通りやすい風通しの良い環境を持つ職場が理想です。
これから就職や転職する場合は、ネットを中心とした情報収集や先輩後輩や知り合いからの情報収集がとても大切です。
就職は一生を左右する決断なので、慎重に越したことはありません。
また、前近代的と揶揄されることが多いですが、労働組合がある職場は、風通しの良い職場になりやすいです。
管理人は管理職員ですが、今でも労働組合に賛助会員として名を連ねています。
部下からも組合に入っているということで、部下からの受けが良いです。
組合費は保険のようなものです。管理人の処世術です。
5-2 自分の世界を持つ
仕事がすべてという人に限って、一度パワハラが起こると、全人格を否定されたようになり、居場所がなくなり、ダメージが大きくなって、ひいてはうつ病や休職に追い込まれます。
趣味やスポーツなど、仕事以外に打ち込める世界を持つことにより、精神的に避難できる場所を確保でき、タフになれます。
圧力に屈しない心の強さや自分の世界が必要となります。
5-3 やられたらやり返す気概を持つ
いうべきことを主張する人間、やられたらやり返す人間であることを周囲に見せつけておけば、パワハラする側はリスクが生じるので、牽制するようになります。
いわゆる一目置かれる存在になることです。
わたしも以前パワハラ上司の職場に配属され、攻防2年闘い切った記憶があります。
今思い出しても不愉快そのものですが、私は闘いました。もとい、戦いました。
いずれブログでも紹介したいと思います。
甘受すればするだけ相手はつけあがってきます。
ガツンとやる。
やるときはやる人間であることを周囲に知らしめておかなければなりません。
5-4 それでもだめなら逃げるのも選択肢
とはいっても、パワハラは理不尽な暴力です。
この暴力に1人で対抗する術(すべ)がなくなったとき、撤退する勇気も必要です。
転職する方法もひとつの方法です。
告発する、労働基準監督署に提訴する、民事裁判に訴える方法などもありますが、長期化する恐れもあり、自分の思うようにいかない場合もしばしばです。
だめなら人生を変えてみるのも、ひとつの方法です。
世の中は理不尽がまかり通っています。
国会の議論などみても、国政を担う方々がこの程度とあきれてしまうこともあります。
自分の人生は自分で決めるしかありません。
だからこそ、自分の人生は石橋を叩いても渡らないような慎重な決断が求められます。
Change before you have to.
それでは