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都内ネットカフェ難民推定4,000人の人生に何を想う

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ようこそ(^o^)丿

お金を貯めることを通じて人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、みなさんはネットカフェを利用していますか。

管理人はよく利用しています。

このブログもずいぶんネットカフェで書いています。

理由は事業所と支店の行き来で、時間調整のため止む無くです。

サラリーマンはつらいです。

時間がすべてです。

遅刻したら、信用が一気に崩れてしまいます。

ドトールやベローチェなどでも時間調整して書きますが、ネットカフェに備え付けのパソコンは速いので大助かりです。

しかし、ネットカフェは24時間営業のため、生活の本拠として使っている実態があります。

夕方行くと、椅子タイプの個室スペースは空いているのに、座室タイプの個室スペースは満席になっていることが少なくありません。

こんな1畳程度のスペースで、寝泊りしている?

有り得ないと思いました。

黒い弾力のないビニールマットに、薄い飛行機搭乗の際に利用するブランケット1枚です。

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足も自由に伸ばせません。

こんなところで寝泊りしたら、腰を痛め、即刻病院送りになると思いました。

管理人が利用するネットカフェは、18時に炊き出しがあります。

その時間になるとゾロゾロと個室から寝泊まりしている人が出てきます。

決して浮浪者の体ではなく、ごく普通の人ばかりです。

その人たちが無言で、順番でカレーライスやみそ汁を盛りつけて、また部屋に戻っていきます。

一体我が国は、どこまで格差が続くのでしょうか。

折りも折り東京都でネットカフェなどで寝泊りする住居喪失者の調査を初めて実施し、先日公表しました。

推定4,000人もネットカフェで生活しています。

単純計算ですが10倍かけると、国内には40,000人ものネットカフェ難民が生息していることになります。

彼らは這い上がろうとはしないのでしょうか?

この現代に住居喪失者がネットカフェに生息している実態について考えてみます。

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1 東京都住居喪失者調査

東京都では、昼夜滞在可能な店舗で寝泊りしながら不安定就労に従事する「住居喪失不安定就労者等」の実態調査を初めて平成28年から29年にかけて実施しました。

全77ページからなる大作です。

昼夜滞在可能な店舗というと管理人は、ネットカフェがすぐ思い浮かびます。

管理人が若かりし頃は、終電を逃したらサウナが定番でしたが、時代は変わるものです。

サウナはゴロ寝するので、開放区です。

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寝込みを襲われたらOUTなので、1人での利用はかなりリスキーで、緊張して泊まった思い出があります。

東京都が対象とした昼夜滞在可能な店舗は、次のとおりです。

ネットカフェ・漫画喫茶

ネットルーム

ビデオルーム

カプセルホテル・サウナ

ネットルームとはあまり知られていませんが、ネットカフェの個室版で、居住空間として長時間滞在型のネットカフェです。

9時間で1,400円前後とカプセルホテルよりもはるかにリーズナブルですが、売春や違法ドラッグ売買など犯罪の温床ともなりやすい場所で、今後の動向が注目されます。

2 アンケート調査結果

男女別の利用者は圧倒的に男性の利用者が多く、97.5%が男性でした。

やはり女性の24時間利用は危険だと思います。

実際事件も発生しています。

消防法で仕切りに鍵をかけてはいけないことが、セキュリティを甘くしている原因です。

2-1 利用している世代

利用者が一番多い世代は30代です。

人生でもっとも仕事ができる年齢です・・・。

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(引用:東京都「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」)

次いで20代、40代と続きます。

40代と50代で4割近くを占めるのは、切なすぎます。

2-2 収入

ほとんどの利用者が、不安定就労者ですので、収入は厳しいです。

10万円~15万円の人が半分以上を占めています。

いくらネットカフェが安いからといっても、1日2,000円前後はかかります。

ネットカフェに収入の半分近くも持って行かれている状況となっています。

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(引用:東京都「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」)

2-3 1日当たりの食費

食費は1日1,000円前後の人がほとんどです。

牛丼であれば290円でも食べられるので、なんとかやっていけると思います。

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管理人の食生活も似たようなものです。(^^;

カイジのように誘惑に弱いと、あっという間に使い切ってしまいそうです。

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(引用:東京都「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」)

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2-4 携帯電話やスマホの保有

現代生活に必須の携帯電話やスマートフォンですが、さすがに保有率は高いです。

しかし、契約社員やパートアルバイトとなると実に6割から8割近くが持っていません。

ここまで切り詰めないといけないほど、追い詰められていることに戦慄すら覚えます。

もう社会との関係は不要と割り切っているのでしょうか。 

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2-5 借金

一番驚いたのが、この分野のアンケート調査結果でした。

住居を失い、ネットカフェで生き延びなければならない人たちの大きな理由は借金です。

借金の中に奨学金が入っています!

しかも、借金の理由でもっとも多い額です!

これには驚きました。

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額にして平均272.2万円です。

ということは、大学や専門学校を出てから、正社員になれず(なろうとせず)、しっかりした仕事も持たず、都内を漂流している若者が、ネットカフェに漂着しているということになります。www.panpanpapa.com

あまりに哀しいです。

4年間君たちは何を学び、何を求め、何を探してきたんだ?

現代のアリとキリギリスそのものです。

2-6 相談場所を知っているかどうか

この調査は、不安定就労者に対し、職業と住まいをサポートし、貧困からの脱却をアドバイスするための基礎調査です。

しかし、相談は不要や面倒という答えが7割を占めています。

中には相談を断られたという答えもあります。

住居喪失者は、社会に期待しないという姿勢が見えてきます。

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3 まとめ

いかがでしたか。

コメントするのも怖くなるくらいの戦慄を覚えませんか。

ネット難民の中には、つい最近まで、大学生や専門学校生として生活をエンジョイしていた若者が多く含まれています。

奨学金という重い負の遺産を背負っている実態も明らかとなりました。

すでに彼らは社会には期待をしない人も多く含まれています。

怖いのは、それが犯罪を惹起させないかということです。

貧困と犯罪は表裏一体です。

だからこそ東京都はネットカフェ難民の実態を調査し、報告書をまとめました。

社会も彼らをサポートしていかなければ、市民生活にも今後重大な影響を及ぼす可能性は否定できません。

つくづく思うのは、イソップ童話の寓話は普遍的で、人間の愚かさを戒めている物語だということです。

人間に生まれたからには、まじめにコツコツ働くことが、ごく当たり前の人生です。

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少しでも、住居のない生活を脱するため、相談センターやNPO法人の支援を利用してほしいと願うばかりです。

腐らず、あきらめず、再び這い上がってほしいです。

それでは