ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは、各々ライフプランをお持ちのことと思います。
ライフプランというと、人生設計という意味になります。
ほとんどすべての人にとって、人生は思うとおりにはいかないものです。
もちろん管理人もです。
人の一生は、誕生、進学、就職、結婚、出産、マイホーム、定年、相続、死亡が、ライフイベントとされています。
さらにこれに予測不可能な災害、病気、事故、事件が加わります。
ライフイベントは人ざまざまです。
進学 する/しない
就職 正規/非正規/転職/しない
結婚 する/しない
持家 購入/賃貸
家族 いる/いない
ライフイベントは先が見えません。
ただし、唯一決まっているライフイベントが、給与所得者(サラリーマン)であれば、それは定年です。
これまで一般的な企業の定年は、ほとんどが60歳です。
ところが、年金改正法が施行され、65歳からの年金受給に完全に移行します。
(現在、厚生年金は移行期間中です。)
このままでは、定年後5年間は、無収入の状態となってしまいます。
これではほとんどの国民が生活に支障を来たしてしまうとの懸念や不安から、高齢者雇用安定法が改正され、平成25年4月1日より施行となりました。
実質上5年間の定年延長です。
定年を65歳にするようなものです。
管理人を含めて、実質定年延長に衝撃を覚えるサラリーマンは多かろうと察します。
しかも、この定年を70歳にすべきとの方針が、安部首相を議長とする未来投資会議で方針が決定しました。
頭の中が真っ白になる70歳定年が、現実のものとなりそうです。
すべての給与所得者(サラリーマン)のライフプランに深甚な影響を与える定年延長70歳雇用について、考えてみます。
管理人は、70歳まで働くなど想像もできません。
1 未来投資会議とは
平成24年12月に安部内閣が発足して、すぐに設置されたのが、日本経済再生本部です。
ここからアベノミクスと呼ばれる成長戦略のさまざまな施策がスタートしました。
未来投資会議とは、日本経済再生本部の下で、「未来への投資」の拡大に向けた成長戦略と構造改革の加速化について審議するための会議です。
構成員は、実質上我が国の最高意思決定者です。
議長 内閣総理大臣
議長代理 副総理
副議長 経済再生担当大臣兼内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、内閣官房長官、経済産業大臣
構成員 内閣総理大臣が指名する国務大臣及び有識者
2 第20回未来投資会議で検討したものは70歳定年延長
2018年10月22日に第20回未来投資会議が開催され、この中で高齢者雇用促進について議題が提出されました。
すべてのサラリーマンに深甚な影響を与える定年延長が検討されました。
70歳定年延長だとおおおお!
(ToT)/
政府は22日、未来投資会議を開き、現行で65歳までの継続雇用の義務付けを70歳まで引き上げる際の仕組み作りについて議論した。
安倍晋三首相は会議で「高齢者の希望、特性に応じて多様な選択肢を許容する方向で検討したい」と述べたうえで、来年夏までに結論をまとめ、速やかに法改正するよう関係閣僚に指示した。
3 あこがれの定年満期退職
これまで長い間、わが国の給与所得者の定年といえば、ほとんどの企業では60歳です。
管理人の会社もそうです。
就職してからまもなく、上司や先輩たちの話題は決まって定年のことでした。
定年まで後◎年だ・・・。
遠い目で語る先輩の姿が、目に焼きついています。
こいつら何いっていやがるんだ。
あんたらの目濁ってるよ!
心の中で侮蔑しました。
しかし、歳を重ねるごとに先輩たちのあこがれる定年の意味がわかってきました。
(あのときは侮蔑して申し訳ありません。)
歳を重ねていくと仕事の経験値(スキル)は上がりますが、体力的には続かなくなっていきます。
いつの間にか、老眼は進行し、髪の毛は白髪が増え、筋力・思考力・記憶力等が衰えてきます。
だんだんと自分の置かれているコースも見え始め、やる気がスポイルされていきます。
疲れた・・・。
サラリーマン生活は、高卒なら42年、大卒なら38年の長い長いマラソンのようなものです。
ひたすら走って、心も肉体もすり減らしていくと、ゴールである定年にあこがれる意味が次第にわかってきました。
それが延長とは、受け止められないサラリーマンは少なくないのではないでしょうか?
4 高齢者雇用安定法改正
しかし、年金改正法が施行されたことにより、定年延長が現実のものとなることは薄々とはわかっていました。
予想どおり高齢者雇用安定法が改正され、平成25年4月1日に施行となりました。
改正の目的は、急速な高齢化の進行に対応し、「高年齢者が少なくとも年金受給開始年齢までは意欲と能力に応じて働き続けられる環境」の整備です。
雇用者側は、(1)定年延長(2)継続雇用制度の導入(3)定年制の廃止の3つのうちのどれかを選ばなくてはならなくなりました。
当面(2)の継続雇用制度を選ぶ企業が多いようです。
継続雇用制度では、年金支給までの5年間は、勤め上げた企業で雇用を保証する制度です。
再雇用とか再任用といいます。
わが社では再雇用制度を導入しています。
給与は、現職時代の約1/4と、低賃金です。
しかし、管理人も含めて、少なくともわが社において、再雇用制度は評判は最悪です。
これまで中間管理職や管理職の人が、一般の業務に就こうといったって、無理があります。
自然、窓際のお荷物の存在となります。
勤務時間は短い、残業はしない、よく休暇を取得する、責任感に乏しい、態度が横柄であることから、評判は最悪です。
年金をもらうための食い扶持として、5年留まっているだけだという意識が強く、組織へ与える悪影響は最悪です。
どの組織もいらないの一点張りです。
5 定年延長70歳雇用の企み
すでに社会は、65歳定年制度導入に進みつつあります。
再雇用ではなく、実質定年延長です。
国家公務員は、今年初めて人事院勧告で定年延長を勧告しています。
また、一般企業も65歳定年導入が確実に進んでいます。
こうした中、さらに一歩推し進めて70歳雇用を打ち出したのは何故なんでしょうか?
今回の未来投資会議で、年金受給開始年齢65歳は維持する方向で一致はしたそうです。
現行で原則65歳となっている公的年金の支給開始年齢は、維持する方向で一致した。
しかし、国民は頭ごなしには信じないと思います。
すでに年金受給開始年齢に70歳からも選択肢に取り入れることを言及しています。
受給年齢が上がれば上がるほど、受給額は増えていきます。
しかし、年金はゴールが見えています。
身体が動かなくなってから、年金を受給してもうれしくもないと思うのは管理人だけでしょうか?
考えられるのは、それほどわが国の年金財政は、少子高齢化できびしい運用状況になっていくということです。
(引用:内閣府)
6 まとめ
いかがでしたか?
定年延長70歳雇用で、喜ぶ人も少なくはないでしょう。
現役と同じくらいバリバリの高齢者はたくさんいます。
一方、管理人のように60歳でようやくゴールにたどり着こうと息も絶え絶えのサラリーマンもいるはずです。
老後は、悠々自適に毎日を過ごすのが夢の管理人にとって、60歳が65歳、さらに70歳まで定年ともなれば、平均寿命81.57歳(正確には平均余命で3年くらい延びます。)までわずか10年ちょっとしかありません。
悠々自適の隠居生活を過ごすには、やはり現役時代にいくらお金を貯めるかで決まるものだと思います。
働いてもよし、悠々自適もよしとしたら、あなたはどちらを選ぶことでしょう?
ブログと老後に愛と真の情報を
それでは