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或るはてなブロガーの嘆きに涙する

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最終更新 2021.11.19

※5900文字の長文です。すべてのブロガーさんに読んでいただきたいです。

ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、みなさんはブログを楽しんでいますか?

ブログは世界中に自分の考えや身の回りに起きた日常などを発信することができる魔法のツールです。

しかも、マネタイズ(収益化)やビジネスチャンスをつかみとることができる可能性があります。

ブログ

当サイトは、2016年11月11日に開設して、4年と5か月となります。

2017年‐2018年をピークに、個人によるブログの収益化は困難になりつつあることを肌で感じています。

ネット界を支配するグーグル神の思し召しひとつで、個人のブログは、天国も地獄も自由自在にすることができるからです。

かつては、はてなブログを代表する圧倒的なサイトだった「クレジットカードの読み物」の運営者のもがき苦しみを見て、これからのブログマネタイズ戦略を考えてみます。

もはやSEOは、個人ではどうにもならない流れとなりつつあることに戦慄するしかありません。

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1 クレジットカードの読み物というサイト

当サイトは、はてなブログにより開設しました。

当時のはてなブログには、いくつものモンスターサイトがありました。

中でも、「クレジットカードの読み物」というサイトは、常にはてなブログランキング上位に食い込んでいるスーパーモンスターサイトでした。

当時月間300万PVを長らく維持し、管理人にとってもあこがれのサイトでした。

クレジットカードに関する広告は、広告単価が高いため、一説によれば月間1,000万円以上のマネタイズもあったのではないかと噂されていました。

そのほかにも、同じジャンルにはたくさんのモンスターサイトがありました。

クレジットカードで検索すると、次の個人サイトが検索結果の上位を占めていました。

◆Theゴール
◆ノマド的節約術
◆書庫のある家

当弱小ブログなど、足元にも及びませんでした。

ところが、今「クレジットカード」で検索してみると、これらモンスターサイトは、まったくといっていいほど検索(SEO)に引っ掛からなくなってしまいました。

「クレジットカード」のキーワードのSEO上位は広告を除いてすべて企業のサイトばかりです。

現段階においては、個人のSEOに食い込む余地は、ほぼなくなりました。

この劇的な変化はなぜなんでしょう?

彼らのモンスターサイトに比べれば足元にも及ばない当サイトでさえ、すさまじい影響を頂戴しています。

(泣)

その理由はいわずもがなグーグル神の意向です。

2 すべてはWELQ問題から始まった

グーグル神が、SEOのルールを大きく変えたのが、DeNAが運営していたサイトWELQの2016年問題です。

このサイトは健康と医療に関するまとめサイトでしたが、個人の投稿をベースとして運営していました。

ところが、内容がかなりでたらめの割には、SEO上位に食い込んでいたため、本当に知りたい医学情報がSEOの下位となってしまい、大きな社会問題となり、結果的に閉鎖に追い込まれました。

www.panpanpapa.com

正しい情報を提供することを使命とするグーグル神は、検索方法の大転換をスタートしました。

フェイク情報の撲滅です。

医療や健康に関連する検索結果の改善について
2017年12月6日水曜日
Google では、今週、日本語検索におけるページの評価方法をアップデートしました。
この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。

本アップデートは医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響します。

Google では、医療や健康だけに限らず、今後も継続的に検索の改善に取り組んで行きます。

Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : 医療や健康に関連する検索結果の改善について

当サイトは、健康と医療のジャンルではなかったので、影響を受けなかったことは幸いでした。

その頃、当サイトのPV数も月間10万‐20万PVを突破するようになり、順調に育っていました。

今後も継続的に検索の改善に取り組んで行きます。

というグーグル神の言葉にあのとき気づいていればと思うと、慙愧に堪えません。

自分のバカヤローといいたいです。

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3 そしてYMYLが始まった

医療と健康に関するコアアップデートの次に続いてやってきたのが、YMYLです。

YMYLとは「Your Money or Your Life」という意味です。

Google検索品質評価ガイドライン内で、「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック」を指しています。

グーグル検索品質評価ガイドライン

Google検索品質評価ガイドライン

具体的には7項目からなります。

1 ニュースと時事問題
2 市民の権利、政府、法律
3 金融情報
4 ショッピング
5 健康と安全
6 人々のグループ
7 その他
生活の大きな決定や重要な局面に関連するもの(フィットネスや栄養、住宅情報、大学の選択、仕事の探し方など)

クレジットカードは、もろにYMYLに当たるわけです。

個人が書けるジャンルってあるの?

YMYLは、グーグル神のSEOが医療と健康に限らないことに恐怖しました。

4 さらにE-A-Tが始まった

しかし、YMYLの内容が正しい内容なのかどうか、グーグルロボットはどのようにして判断しているのでしょうか?

その答えが、個人サイトにとっては、対抗しようがないE-A-Tです。

Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)

YMYLに関するジャンルは、専門性や権威性がないと、信頼性に乏しく、フェイク記事の可能性があるとみなされ、検索順位が下落する仕組みを打ち出したわけです。

ブロガー

匿名性の強い二次ソースの個人運営サイトは、専門性も権威性もないと評価され、一次ソースを有する企業サイトには太刀打ちができなくなったことを意味しています。

E-A-Tの傾向は今後もますます強まっていくことが予想されるため、ブログマネタイズは今後も極めてきびしい運営が予想されるというわけです。

当弱小サイトも、グーグル神のコアアップデートが起こるたびにPV数を失っています。

一時は月間40万PVを超えていましたが、もはや見る影もありません。

もはやなす術はないとあきらめかけています。

5 2021年グーグル神はさらに追い打ち

2021年のグーグル神は、ますますのWebサイトのユーザー本位のエクスペリエンス化を進めようとしています。

対応できない(しきれていない)個人ブロガーにとっては、地獄図が待っているかもしれません。

2021年に予定(実施済み含む。)のグーグル神のユーザー本位のエクスペリエンス化(ユーザー体験)計画は、管理人の把握している限り次のとおりです。 

1  2021年3月10日 リンク広告廃止
2  2021年3月?   MFI開始
3  2021年5月?   コアウェブバイタル開始
4  2021年中   グーグルIPT開始
5  2021年中   E-A-T強化

個人サイトは、グーグル神の新ルールになすがままになるだけです。

6 当サイトはリンク広告廃止で瀕死

当サイトは2021年3月10に実施したリンク広告廃止で甚大な被害を被りました。

壊滅的です。(´Д`)

www.panpanpapa.com

当サイトは、リンク広告での収益が約4割を占めていました。

それが、2021年3月10日を持って廃止です。

収益の4割分を失うどころか、直帰率がますます高まってしまい、収益の7~8割が吹っ飛んでしまいました。
(´-`).。oO

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/papayapapa/20210414/20210414233946.png

もはや瀕死の状態です。

ブログを更新する気力を失いかけそうです。

これから一体何をすれば改善できるの?

答えはまだ見い出せていません。

7 MFI導入の恐怖

2021年3月には全面開始するとしている MFI(モバイルファーストインデックス)は、すべてのサイトにおいてはまだ実際には始まっていないようです。

ただし、グーグル神は、ずいぶん前からすべてのサイトでのSEOをモバイル優先とすると宣言しています。

MFIを開始すると、場合によってはドメインパワーが0となるほど強力な順位変動が生じると怖れられています。

個人ができる対策は限られています。

1 すべてのサイトに構造化データを設ける
2 画像代替Alt名を設ける
3 画像はできるだけ圧縮し、軽くする

また、おそるべきは2021年5月から開始するとしているコアウェブバイタル(Core Web Vitals)です。

コアウェブバイタルは、LCPとFIDとCLSの3つから成っています。

LCP(Largest Contentful Paint)とは、最初のページをWebブラウザ(PCとスマホ両方)に表示する速度(読み込み時間)です。

実際に表示されるまでの時間として、2.5秒以内を「GOOD」と推奨しています。

LCP

Timing for bringing page experience to Google Search

FID(First Input Delay)とは、PCやモバイル端末の反応速度(応答時間)です。

タップしたりした場合の反応時間が100ミリ秒(0.1秒)以下を「GOOD」と推奨しています。

FID

Timing for bringing page experience to Google Search

CLS(Cumulative Layout Shift)とは、ページを読み込んでいる最中に、画像やボタンなどの表示位置が、変わってしまうスコア(安定性)です。

0.1未満を「GOOD」と推奨しています。

CLS

Timing for bringing page experience to Google Search

対策はたくさんありますが、個人でできるものは限界があります。

もっとも対処できるのが、利用するサーバーの速度とされています。

ブロガー

はてなブログのサーバーはとても遅く、はてなブロガーは管理人も含めて2021年5月をドキドキして迎えることになります。

個人ができることと言ったら、MFIと共通です。

1 画像をできるだけ圧縮し軽くすること(ただし画質が荒いとマイナス)
2 画像の縦横比は統一すること
3 最初の画面の半分以上を広告が占めないようにすること
4 トップページはできるだけ軽くすること
5 Webフォントはできるだけ使わないこと

くらいしかありません。

サイトが早いか遅いかは、グーグル神の提供する

PageSpeed Insightsy

Lighthouse - Chrome ウェブストア

を利用します。

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8 クレジットカードの読み物さんのツイッターに涙する

こんな状況の時、冒頭紹介したクレジットカードの読み物の運営者のツイッターを読む機会がありました。

 

 

管理人が陥っている状況とまさに酷似です。

それでも心中覚悟のクレジットカードの読み物さんはただただすごいとしかいいようがありません。

9 まとめ

うがった見方をすれば、グーグル神がいくらユーザー本位のエクスペリエンス化といっても、それはやはり商売だからだなと言えるかと思います。

広告を出しても無駄になったり、求めたものではないものを買ってしまい、二度と買わないというユーザーもあり得ます。

そういった売り上げ減、広告料減を怖れれば、個人よりも企業の広告の方が確実です。

個人のブログでの広告掲載は、グーグルにとってもリスキーになりつつあることから、そこに専門性、権威性、信頼性を持ってきて、企業優先に方向転換しつつあると考えられないこともないわけです。

個人の匿名性がブログ文化の魅力の一つでした。

しかし、フェイクニュースが、大統領選まで左右する影響力を持つに至った現在、ブログにも運営者に対し相当の責任を持たせる時代に突入したといっていいと思います。

しかしながら、匿名性がなくなれば、ブログ文化のひとつの終焉となります。

副業を認められないサラリーマンやブログマネタイズによる収益を確定申告しない人はすぐに撤退してしまうことは火を見るよりも明らかです。

確定申告

じゃあどうすれば?

先達者のクレジットカードの読み物さんが一つの答えを持っているかもしれません。

会社組織にもせず、権威性も持たず、専門家として他の居並ぶクレジット会社のサイトと闘う姿勢は、まるでドン・キホーテのようですばらしいです。

結果を大いに期待します。

それまで、できるだけブログに愛をこめて、当サイトも細々と運営していきたいと思います。

ブログに愛と真の情報を

それではまた