最終更新 2021.11.19
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、ブログの収益化を目指すすべてのブロガーにとって、収益化に壊滅的な打撃になるかもしれない動きが始まりました。
2021年4月26日(アメリカ時間)より、アップルがアイフォン用iOS14.5をリリースしたからです。
この破壊力は、ブログに限らず、アイフォン上のアプリでの収益化(インスタ、TikTok、YouTube)にも壊滅的なダメージを与えるかもしれません。
当サイトはほんのわずかの収益しか得られていない超弱小ブログです。
今後、アイフォンユーザーがiOS14.5に切り換えていけば、そのダメージは壊滅的だと思っています。
ブログ収益化にチャレンジしている人は、心しておかなければならないかもしれません。
- 1 iOS14.5の新機能
- 2 ターゲティング広告の仕組み
- 3 アップルはIDFA情報の提供を利用者に委ねることに
- 4 ブロガーもダイレクトに収益化にダメージが来るかも?
- 5 2021年中には、グーグルクロームサードパーティークッキー禁止!
- 6 ASPの雄ファンコミュニケーションズの蹉跌
- 7 まとめ
1 iOS14.5の新機能
iOS14.5に新たに搭載された機能が、ATT(Application Tracking Transparency:追跡透明化機能)です。
この機能が、グーグルやフェイスブックを窮地に追いやるのではないかとGAFAを巻き込んで大論戦になっています。
新機能ATTは、アイフォン上でアプリを動かそうとすると、「〇〇〇が、他社のアプリやウェブサイトにまたがるあなたの活動を追跡することを許しますか?」
と尋ねてきます。
許可する/許可しない
の確認を行って、初めてアプリが動かせる仕組みです。
アップルの見立てでは、許可する利用者は3割程度と推定しています。
2 ターゲティング広告の仕組み
スマホアプリを開くと、ほとんどの画面には必ず広告が掲載されています。
しかも、その広告は、スマホ所有者によって、どのサイトに行っても似たような広告となります。
不思議な気がしませんか?
アイフォンの端末には、IDFA(Identifier for Advertisers:広告識別子)というデバイスIDがランダムに割り当てられていて、水面下でユーザーの行動が計測されています。
同様にアンドロイドにも、GPS ADID (Google Play Services ID for Android) というIDが割り当てられていて、ユーザーの行動が水面下で計測されています。
アップルもグーグルも個人情報を断定して計測はしていないといっています。
アプリ運営会社は、このIDFAで得た情報を広告会社に売買することにより、無料アプリを提供しています。
広告会社はIDFA情報に基づき、購買意欲の高まる広告をピンポイントでスマホ上に掲載することにより、購買につなげているというわけです。
まさに夢のような機能ですが、利用者からするととても不気味です。
常に監視されているような気がして気持ちの悪いものです。
3 アップルはIDFA情報の提供を利用者に委ねることに
そこで、アップルはIDFA情報を利用者の選択に委ねることとしたものです。
しかし、「許諾する」とクリックする人はあまりいないはずです。
フェイスブックは、ターゲティングがぼやけてしまい、広告業者の5割の収益が減少するとして、一貫してアップル社を非難しています。
グーグルもまた、猛烈に批判しています。
しかし、個人情報保護の観点から、アップルはiOS14の時点から入念に調査を行い、今回iOS14.5のリリースに踏み切りました。
4 ブロガーもダイレクトに収益化にダメージが来るかも?
我が国において、スマホ市場のアイフォンの占有率は7割前後です。
圧倒的にアイフォン支持率が高く、iOS14.5の影響はこれから本格化すると思います。
アイフォン上で、アプリを使ってブログやインスタを見れば、ATT機能が発動します。
許可をしなければ、ぼやけた広告が掲載されることとなり、広告クリック率は激減するはずです。
当弱小サイトでさえ、iOS14の頃から急激にクリック率が悪くなったことを肌で感じています。
SEO対策どころのレベルじゃありません。
MFI(モバイルファーストインデックス)どころの騒ぎじゃありません。
そもそもアドセンス広告が配信されても、的外れの「漫画サイト」や「婚活サイト」ばかりとなったら、誰もクリックなんてしてくれません!
一体どうなってしまうのでしょうか?
5 2021年中には、グーグルクロームサードパーティークッキー禁止!
ブログ収益化は、スマホだけでないはず!
スマホのアンドロイドだって3割シェアだし、PCに限ればグーグルクロームは8割以上のシェアだから、iOS14.5の影響を受けないはず!
そう考える前向きのブロガーもいらっしゃるかと思います。
しかし、世界中が個人情報の保護に突き進んでいます。
グーグルもまた、2021年中にサードパーティークッキーを終了させると宣言しています。
グーグルがそのドメインだけで使える情報をファーストクッキーといいます。
サードパーティークッキーとは、ドメインをまたいで、ブラウザ側に保存された情報を活用し、ターゲティングなどに使われています。
OSで個人情報をブロックするか、ブラウザ側でブロックするかの違いで、ターゲティング広告の未来が見いだせないのは、どちらも同じです。
結局は、ターゲティング広告の富が、OSを支配するアップルとファーストクッキーを支配するグーグルに集中していくことになります。
アップルとグーグルとフェイスブックとアマゾンの富の奪い合いです。
6 ASPの雄ファンコミュニケーションズの蹉跌
GAFAMの動きで、もっとも甚大な影響を被るのが、広告会社です。
我が国のASP独立系最大手は、ご存じA8ネットを運営するファンコミュニケーションズです。
しかし、アップルとグーグルの動きに株価は悲惨な状況となっています。
(株)ファンコミュニケーションズ【2461】:チャート - Yahoo!ファイナンス
2014年には2500円、2018年には1300円もあった株価は、今や400円を割り込んでいます。
管理人は2017年10月、1200円の頃、配当狙いで買わなくて本当に良かったと思っています。
2017年は、配当が高く(34円)、ブログ人気が最高潮の年だったので、食指を動かすところでした。
ASPの華やかな広告とは裏腹に株価が長期下落中の現実が、GAFAMに翻弄される姿を見るようで、涙が滲みます。
がんばれ!A8!
7 まとめ
アップルやグーグルの消費者本位のネット環境という動きは、確かに間違ってはいないと思います。
ターゲティング広告は、自分の個人情報が閲覧されているようで、とても気持ちが悪いからです。
自分のパソコンを誰かが使うとすぐに自分の好み、性癖、趣味、関心などがバレバレとなってしまいます。
さだめし管理人のPCは、株式投資関連、FX関連、不動産賃借などお金に関する情報ばかりで、うんざりします。
でも、ブログ収益化の観点からすると、アップルやグーグルのやり方は少し乱暴すぎるのではと思います。
このまま行けば、ブログマネタイズは終焉です。
少なくともグーグルアドセンスはかなりのダメージを喰らうのではないでしょうか?
もはやはてなブログ、ワードブログ、SEO、MFIなどの対応で解決できるレベルの問題ではありません。
どうすればいいの?
グーグルは、サードパーティークッキーの代わりに、「Privacy Sandbox(プライバシーサンドボックス)」構想を検討中です。
これは集団の好みをグループ化してターゲティングしていく方法らしいですが、まだ実用化の発表はありません。
もし、この方法が開発されれば、まだブログマネタイズは終焉までには至らないかもしれません。
名案があればぜひアドバイスいただければ幸いです。
なお、管理人はSEやプログラマーではありません。
専門的な用語や解釈で間違っていたのであれば、そっとご一報ください。
よろしくお願いします。
ブログと収益化に愛と真の情報を
それではまた