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せどりあっせん事件を読むと、とても無理な副業だと思いました。

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みなさん、おはようございます。管理人のpapayapapaです。先日(11月15日)、せどりのあっせん業者が摘発され、逮捕された事件を覚えていらっしゃる方は多いかと思います。

ここを訪れる方の中には、せどりに挑戦してみてみた方もいらっしゃるかもしれません。かくいう私もその1人です。(^.^)

 

1 せどりとは

せどりとは漢字で背取りと書きます。

本の背表紙から、古本屋の中から、価値のありそうな本を中身も読まないで、購入し、高値で売りさばくことを職業としている人のことを半ば軽蔑した意味合いを含めていうそうです。

東京神田神保町の古本屋街に行ったことのある方なら、何でこんな古いボロボロの本が、何万円もするのか、不思議に思われると思います。

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www.asahi.com

誘いに応じた人には入会金を払わせたり、古本の転売可能価格を調べるためのバーコードリーダーのような機材などを約30万円で購入させたりしていた。伊藤容疑者らが全国の200人以上から約6800万円を得たと県警はみている。購入者は「転売後の利益はほとんどなかった」「一番多くて月に千円ほどだった」などと話しているという。
古本ネット転売、「稼げる」とうその疑い 3人を逮捕
2016年11月15日13時40分

2 せどりのリスク

この数年、財テク関係の雑誌やネット記事で、せどりは簡単にお金が稼げて月に数十万円も可能などとせどりを煽る記事がたくさん掲載されています。

しかし、冷静に考えるとせどり行為にはリスクがたくさんあることに気が付くはずです。
高く売れる安い中古本を見つけて、ネットオークションや仲介業者に高値で売り、その差額でお金を稼げるというのが、せどりですが、本当にこんなに単純でいいのでしょうか?

実はせどりにはたくさんのリスクが潜んでいます。

リスク1 古物商許可を取得する必要性があること

オークションや転売で取り扱う金額が増えれば増えるほど、古物商法違反の可能性が高まってしまいます。個人売買で趣味程度の金額であれば許されるとは思いますが。ただし、許可申請及び許可取得はそうむずかしいことではないらしいです。
しかし、サラリーマンの場合、稼ぐ額が多いほど副業となり、確定申告の際など会社にバレてしまいます。最近は、会社も副業を認める傾向がありますが、大概は会社のためになることが条件であり、金儲けのための転売目的のせどりは、社内規定違反となる可能性が極めて高くなり、自分自身の社会的信用を失墜させてしまうリスクがあります。

リスク2 供給元は古本屋街やブックオフなど限られていて、供給元のルールが変われば、環境が一変してしまうこと

アマゾンやヤフーオークションで中古本の価格を調査した上で、それより安い中古本が市場にあれば、購入して転売益が発生します。

しかし、一番の供給元であるブックオフが知らないはずがありません。最近では大量購入など買占め行為は、禁止している店舗がほとんどです。

また、ビームと呼ばれるバーコードリーダーを使って、アマゾンやヤフオクの価格と比較してせどりすることも禁止する店舗も増えています。

せどりやにとって、市場から中古本を購入できなければ何もできません。

大丈夫というサイトもたくさんありますが。

リスク3 同業者が増えるほど、収益が減っていくこと

さらに財テク関連雑誌などで、せどり商法を煽った影響もあり、参入する人がたくさん増えてしまいました。ライバルが増えれば増えるほど、お宝の中古本を手に入れるチャンスが無くなっていきます。

リスク4 常に在庫管理問題が発生すること

何とかお目当ての中古本を手に入れて、出店しても売れなければ何の利益も生み出しません。むしろ、購入したお金が回収できなくなり、損するだけです。在庫が増えれば増えるほど、資金力がなければ、破綻するだけです。
民間企業にとって、もっとも恐れるのが、この在庫管理です。
衣料品でさえ、クリアランスやアウトレットで、何割引きにして損してでも在庫一掃しています。
百貨店やスーパーが閉店間際に惣菜などの見切り品セールを行うのも在庫管理の一環です。余してしまえば廃棄するだけで、何の利益も生み出しません。

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こういった不安要素を背景に、今回の事件が発生しました。
せどりを始めようとする人に声をかけて、リサイクルショップ等で価格のわかる端末を提供し、無事購入すれば、転売を保証してくれるという至れり尽くせりのサービスです。
始める人は、30万円の端末を支払うことになりますが、いちいち面倒なアマゾンなどの価格比較を行う必要はありませんし、手に入れれば必ず転売でき、月7,8万円の転売益が入るとあっては、飛びつくのもやむを得ないかもしれません。
これは昔からある内職商法と同じ手法です。
ミミズの繁殖商法、かけはぎなどの資格商法、軍手製造などの仕入れ保証商法とだます方の手口は、次から次へと巧みになっています。

 

冷静に考えれば、個人のせどり煽りサイトなどで、月100万円ブックオフでせどりして儲かっているのが真実であるならば、企業であるブックオフが利益をそのまま見逃すわけはありません。

3 私のせどり体験記

数年前、せどりを経験したことがあります。いつものようにイオンに行くと珍しくDVD新品のクリアランスセールを開催していました。なんと新品が500円均一です。しかも、私の大好きなジャンルの洋画+アクション、サスペンス、ホラーがたくさん販売されているじゃないですか。

ついつい12枚ほど6,000円分購入してしまいました。しかし、当時は娘も小さく、見る暇がありませんでした。家内はまた無駄なものを買ってとおかんむりでした。

そこで、アマゾン マーケットプレイスで価格を指定して販売してみることにしました。

結果は、3年間で6枚を売りました。1枚平均1,500円で購入してくれましたが、クロネコヤマト宅急便代や梱包費などを除けば純益は1,000円となりました。

しかし、1,000円の純益を上げるためには、つらいつらい3年間でした。アマゾンのマーケットプレイスの条件は、注文があり次第48時間以内に発送が大原則です。

そのためには、毎日欠かさずアマゾンをチェックし、注文が入っているかどうか確認しなければなりません。

注文が入れば、速やかに梱包し、相手先への丁寧なメールによる御礼を作成し、しかもクロネコヤマトの送り状を記載して、取扱所まで持ち込まなければなりません。

これは苦行でした。いつ来るか、いつ買うかを期待しつつも、待つ日常のつらさは、とても言葉では出せないつらさがありました。

注文が入れば入ったで、すぐに御礼の文章をメールで送信、速やかに梱包し、相手先住所を印刷しなければなりません。

1件来るだけで、その手間といったら、今でも夢でうなされるほどです。これを月100万円儲けていると謳っているサイトの方は、一体どうやって配送しているのでしょうか?

1冊当たり500円の純益としても2,000冊を毎月処理することが、個人で可能とは私は到底理解できません。

まあ、不可能ではないですが・・・。

 

津波も来ているようです。明日は何があるかわかりません。今日も元気でがんばりたいものです。