ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは転職を考えたことはありますか?
待遇が悪い!
必要とされていない!
仕事がきつい!
忙しすぎる!
つまらない!
給料が安い!
モチベーションが続かない!
人間関係に疲れた!
などなど、転職を考える理由は人さまざまです。
そんなとき転職の誘いがあったらどうすべきなのか、管理人のケースで考えてみました。
1 管理人は短時間再雇用社員
管理人は3年ほど前に満期定年を迎え、退職しました。
現職の頃は、これでこれから悠々自適の夢のリタイア生活が迎えられると楽しみにしていました。
リタイア生活にはたくさんの夢がありました。
妻とクルージングで世界一周することも夢でした。
また、街中の3畳程度のコワーキングスペースを月極めで借りる計画も立てました。
社員1名の「ぱんぱん企画(名称未定)」なる会社を設立し、1人社長となる夢も抱きました。
たとえ、3畳のコワーキングスペースでも、自分の城を持つ夢です。
株式投資の神様ウォーレン・バフェット氏も、古くて手狭でも初めてオフィスを持った時は、感動して、やる気が沸いたそうです。
3畳のコワーキングスペースで、株式取引を行ったり、著述業を始めたり、ブログを書き綴ったりして、悠々自適な日々を過ごす計画でした。
ところが、2000年に年金法が大改正となり、すべての計画が水の泡となりました。
管理人が40代の頃の大事件でした。
2000年より老齢基礎年金が原則65歳誕生月からと延伸されてしまいました。
一方、会社員の場合は2階建て部分の老齢厚生年金もまた、経過措置を設けつつ、65歳誕生月からの支給に大改悪となりました。
一般に定年退職年齢は60歳です。
5年間無収入で生き延びることができれば、65歳誕生月から年金を支給してあげる!
とても残酷な制度の改正となったわけです。
5年間なんとしても働かないと5年間生き延びれない!
やむなく、管理人は短時間再任用社員の道を選び、現在に至っています。
2 短時間再雇用社員はつらいよ!
現職時代と同じ労働条件(週42時間)で働く方法をフルタイム再雇用社員といいます。
我が社の場合、週5日、8時半から17時15分までの労働条件です。
これでも役職手当ははく奪され、しかも本給も半分以下です。
現職時代とあまり変わらぬ労働条件で、役職手当がはく奪され、しかも給与が半分以下、ボーナスも1か月分のみです。
やってらんねえ!
切れてちゃぶ台返しを行い、辞めていく先輩が続出しました。
こういった姿を見ていたので、管理人は短時間再雇用社員となることとしました。
週休3日制で週30時間の労働です。
その分給与は安く、現職時代の1/3程度です。
だがそれでいい!
FIRA60-3/7FIREと勝手に名付けています。
朝はゆっくり出勤、帰社も一番早く退勤ができます。
責任もなく、与えられた仕事を淡々と片づける窓際族です。
当然のことながら、他の現職社員からの風当たりは強いです。
あまされたり、無視されたりすることは日常茶飯事です。
それでも生きるためには、働かなければならない!
ここでも、やってらんねえ!と辞めていく諸先輩が少なくありません。
管理人もこれまで何度辞めようと思ったことか・・・。
生きるためには机にしがみつくしかないのが、我が国のほとんどの定年退職者の老後事情です。
ああ!切ない!
3 オファーが来た!
一度退職したら、元の肩書は忘れなさい!
肩書だけにすがる人は、肩書がない現実に耐え切れず辞めていきます。
管理人は元の肩書など忘れて、一兵卒として短時間再雇用社員として5年間生き延びてやると固く決意しました。
しかし、寄せては返す波のように心が惨めになる繰り返しでした。
情けねえ!
時折り遊びにやってくる諸先輩から揶揄されたことも何度かありました。
彼らは退職しすぐに老齢厚生年金の支給があり、管理人の世代に比べ恵まれています。

そんな悶々とした毎日の中で、2年前の秋口に非常勤講師のオファーが入りました。
1年間通じてたった1コマの担当ですですが、その作業量の膨大さにつぶれそうになりました。
1コマ90分の講義をするには、その10倍の知識や経験がないと、実のある講義にはならないものです。
週末は大学の非常勤講師室か公立図書館にこもり、必死で講義の準備作りに追われました。
その甲斐あって、令和5年度も引き続き続けてもらうようオファーがありました。
収入は微々たるものですが、こんな老いぼれた男にも社会の中の役割を担っていることにモチベーションはMAXです。
4 オファーが来た2
そんな中、しばらく年賀状のやり取りしかしていない大学時代の後輩(♀)から、昨夜電話がありました。
久しぶり!どうした?


私、現在とある大学で立ち上げたベンチャー企業の正社員として、製品の品質管理を受け持っています。
ああ、聞いてるよ!おめでとう!取締役にでも就任したの?
家庭の事情で、身を引くことにしました。
親御さんの介護かい・・・。
そこで、先輩が私の後釜にどうかなと思って、電話しました。
・・・ちょっと待って!
今、俺再雇用社員として後2年机にしがみついているんだけど。
2年かあ。じゃあ、2年後どうです?
何の仕事してるの?
私のいるところ、工学部の研究室で、新たな新素材の商品開発しているんです。そこの商品の品質管理です。
無理無理!俺は何十年と検査機器も試験管も触っていないよ。
大丈夫ですよ。先輩ならICPMSやLCMSなどすぐに操作できます。TOFMSや次世代NCGS
だって大丈夫です。
いや、無理!俺は短時間再雇用社員で、机にしがみついているだけの年寄りさ。
待遇ですが、先輩の今の待遇の倍以上になるのは間違いありません!
いや、お金の話じゃないって!技術も気力もないんだよ!M君ならどうだ?

いや、無理だって!
先輩に2年後バトンタッチします!考えておいてくださいね!
久しぶりのかわいい後輩との電話は突然のオファーで、頭の中がメダパニとなりました。
5 転職は無謀と結論
待遇を現在よりも倍にしてくれて、役職も与える。
ただし、最新の試験検査の役割を担う。
条件はフルタイムで残業もあり。
一瞬、面白いなと思いました。
短時間再雇用の業務は、ろくな仕事も与えられず、机にしがみついているだけの窓際扱いのロートル扱いで、あまされっぱなしの状態が、現在の管理人の立ち位置です。
転職すれば、最新の検査機器を縦横に操作し、数十年ぶりの白衣の似合う研究職になれる。
しかも、フルタイム勤務だけど待遇が倍!
悩んだ末の結論は、無謀の一言でした。

これから2年、短時間再雇用の立場で、ただ机にしがみついていても、耐えられないほどの恥辱や焦燥そして絶望感が襲うことがあります。
しかし、最近はそれはそれで悪くはないと思うようになりました。
この3年余りの間に、私の心の中の尖った刃は丸くなってしまいました。
いくら待遇がよくとも、今さら研究職に就けるスキルも実力もありません。
フルタイムで残業もあれば、ようやく見つけた非常勤講師の椅子を失ってしまいます。
2年後、短時間再雇用の期間が終了すれば、チャンスもあるかもしれません。

とてもでないですが、2年も待てません!
そうか・・・。せっかくの話だが、お断りするよ。

俺もね、変わったんだよ。
う~ん、もったいない!また、電話します!
転職は無謀という結論に至りました。
6 まとめ
こんなくたびれかけた初老の男に、転職の話がやってくるとは驚きました。
しかも、研究職正社員採用で役職付きの条件で、大学発ベンチャー企業からです。
おもしろい!やってみようか!
一瞬やろうかと考えましたが、冷静になると無謀であるという結論に至りました。
資産も生きる分程度はあるので、そんなには要りません。
今さら役職なんて、要りません。
今さらフルタイム(週42時間)で働く体力や知力がありません。
今さら高度な分析機器を動かせるわけがありません。
すべては真冬の世の夢と思うことにしました。
こんなポンコツ野郎に、話があっただけでも奇跡です。
それにしても、転職や副業の話は、これまでの人生で培ってきた人脈と運なんだとつくづく思います。
3年前にこの話があれば、おそらくはチャレンジしていたかと思います。
それほど年を取ってからの3年は、知力も体力も奪っていきます。
おまえはみすみすチャンスを逃すのか?
再雇用期間の終わる2年後にもう一度話があったら、少しは前向きに考えたい。
人生は椅子取りゲーム。チャンスを棒に振れば二度と話は来ません。
まあ、それもまた人生です。
なんというぜいたくな奴と批判もあるかと思います。
これも若い頃からコツコツと老後資金を貯め、お金にあまり不安がないこともオファーを辞退した要因のひとつです。
また、株式投資も今のところは順調です。
やっててよかった株式投資と思っています。
ただし、株式投資はリスクの塊です。
くれぐれも株式投資は、自己責任でご判断されますようお願いします。
ブログとオファーに愛と真の情報を!
君に昔淡い恋心を抱いていたかもしれないな。
すべては真冬の夢のまた夢
それではまた