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お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、今、中小企業の間で「節税保険」が大人気であることをご存知ですか?
節税保険は、「法人向け定期保険」の変形です。
中小企業は、資産が一般に乏しいため、経営者本人や役員の福利厚生のために、生命保険をかけるのが一般的です。
中小企業自身が生命保険会社と契約すると、条件はありますが、保険料は全額経費扱いとなります。
生命保険をかけることにより、その分が経費となり、結果的に法人税を節税できるわけです。
昨年から開発されて認可された「法人向け定期保険」は、純保険料に生命保険会社が営業経費などを計上した付加保険料から成り立っています。
法人向け定期保険料=純保険料+付加保険料
この付加保険料をさまざまなオプションを上乗せ(たとえば傷害保障重点期間設定型長期定期保険)し、返戻率を高めたのが、節税保険と呼ばれる商品です。
定期保険は途中解約すると、通常は、返戻率が悪く損をする設計となっています。
しかし、節税保険は、付加保険料の分を増やし、付加保険の解約による返戻率を高めて、通常の定期保険よりも返戻率を高めるというものです。
例えば、日本生命が2017年に発売して瞬く間のうちに月間100億円の契約を獲得したフェニックスプラチナは、中途解約により掛け金の85%が戻ってきます。
通常の定期保険では掛け金が66%しか戻ってこないので、返戻率は28.79%もお得となります。
わずか28.79%得するために租税回避するの?
と思いますが、企業という生き物は、企業の存続が最大の使命です。
1円でも得するのなら、得する動きをするものです。
毎月100万円を10年間定期保険として積立てすれば、1億2千万円の経費がかかります。
1億200万円と7,920万円では、その差額は、2,280万円にもなります。
管理人が経営者であれば、租税が回避でき、しかも返戻率が高い節税保険を選びます。
金融庁では、節税保険は租税回避だとこの企業型節税保険の規制に向けて、本格的に生命保険各社に指導していく方針です。
租税制度の抜け穴を利用した節税対策許すまじの方針です。
当然です。
国民には納税の義務があります。
納税が不公平になるのなら、納税ルールを変えればいいことです。
一方、個人にもじわりと、個人型節税保険が人気となっています。
なんと、掛け金を上回って戻って来る定期保険です。
しかし、待てよ?
保険とは、いざというときのために加入するものであって、財テクのために入るものではないのではないでしょうか?
個人にもじわりと広がりつつある節約保険について、考えてみます。
なお、個人型節税保険は、租税を回避するものではありません!
- 1 明治安田生命の商品「じぶんの積立て」大ヒット中
- 2 じぶんの積立の特長
- 3 じぶんの積立のデメリット
- 4 自分の積立は、生命保険控除の対象となる保険
- 5 自分の積立のターゲットは、若い世代
- 6 まとめ
1 明治安田生命の商品「じぶんの積立て」大ヒット中
今、一番人気の節税保険は、 明治安田生命の商品「じぶんの積立て」です。
他の生命保険に入っていない若い世代にお得な保険です。
(引用:明治安田生命HP)
2 じぶんの積立の特長
特長その1 積立保険料は5年払い込み完了で、満期は10年
積立期間は、5年で完了で、最大満期期間は10年間です。
いつでも解約でき、途中解約で損しないのが特長です。
特長その2 掛金は月額2万円が上限
月々の掛け金は、1口5,000円で、最大4口(20,000円)が上限です。
なお、一括払いはできません。
特長その3 満期時には103%の満期保険金(確定!)
自分の積立の最大の特長です。
10年間で、103%の返戻金が確定です。
しかも、いつ解約しても、100%以上必ず戻ってきます!
(引用:明治安田生命HP)
定期預金の金利が0.01%の時代に破格です!
5年間4口加入したとすると、積立額は、120万円となります。
10年後の満期返戻金は1,236,000円です。
元本1,200,000円+36,000円(3%)の返戻金となります。
120万円の1年定期の利子は、120円です。さらに税控除されます。
すごくお得です!
特長その4 既往症など健康審査に不安があっても入れる!
健康診査はありません。
誰でも加入できます!
3 じぶんの積立のデメリット
デメリットその1 保障額が低いこと
返戻率が高い分、保障額が低く抑えられています。
5年以内に死亡した場合は、既払込保険料の死亡保険金(災害死亡なら1.1倍)
5年以降に死亡した場合は、死亡した日の積立金相当額
いざというときに備えた保険金額にはなりません。
デメリットその2 面談が必要な保険であること
生命保険は、その保障内容や性格によって、生命保険会社社員と面談をした上でなければ加入できない場合があります。
自分の積立は、必ず明治安田生命外交員と面談が必要になります。
煩わしいと思うかどうかは、本人次第です。
4 自分の積立は、生命保険控除の対象となる保険
自分の積立は、保障額が低く、貯蓄性の強い保険ですが、生命保険控除の対象となっています。
所得税は年間払込み料が8万円以上であれば最大4万円まで、住民税は年間払込み料が5.6万円以上であれば、最大2.8万円まで控除となります。
月4口(毎月20,000円)の積立であれば、最大控除額となります。
年収が500万円(所得税率20%、住民税10%)であれば、8,000円+2,800円=10,800円が年末控除されます。
5 自分の積立のターゲットは、若い世代
こうしてみると、自分の積立のターゲットが見えてきます。
狙いは、ずばり生命保険に加入していない10代20代の若い世代です。
他の生命保険に加入していなければ、自分の積立を利用して、毎年10,800円の年末調整を受けられます。
5年間で、54,000円の年末調整です。
月4口なら120万円が、10年後は年末調整を合わせて、129万円となります。
年平均とすれば、年金利は、0.1075%となります。
定期預金の10倍の金融商品と考えるとお得であることは間違いありません。
ちょうど結婚資金や車の資金には最適です。
6 まとめ
いかがでしたか。
このマイナス金利の時代に、自分の積立は、生命保険料控除を含めると、年利0.1075%の優れた金融商品です。
明治安田生命は、赤字になるのではと心配になります。
しかし、ポイントは明治安田生命セールスレディと面談を通じなければ入れない商品であるということです。
自分の積立は保障額が、最大払い込んだ額です。
これではいざというときに保障にはなりません。
当然、面談時セールスレディから保障額の大きい保険加入のアドバイスを受けるわけです。
明治安田生命にとっては、顧客確保の商品と考えれば、多少高めの返戻率でも十分にペイできると考えているのではないでしょうか。
うまい話には常に思惑があります。
もちろんセットで加入した方が、安心であることはまちがいありません。
ブログに愛と真の情報を
それでは