最終更新 2021.10.16 8.8
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはお金が欲しいですか?
こんなことを書いたらすぐにザッピングされてしまいそうですが、まあお聞きください。
管理人には、できのよい自慢の弟がいます。
2年前、今を時めくオリンピック村の反対側にそびえる晴海のタワーマンションの一室をキャッシュ(8,500万円)で買いやがりました。
遊びに行って腰が抜けてしまいました。
中に入ると、30代と思われる住民がゴロゴロいたからです。
一昨日弟から電話がありました。
今度別荘買ったんだ。遊びに来てくれ!
えっ?
おまえ、何かおかしくないかい?
1 人生の出口戦略
弟によれば、老後は再雇用にならず、ケセラセラで生きてやると決めたそうです。
第二の人生で、部下から小間使いのようにあしらわれる惨めな再雇用人生は続けない と決めたそうです。
それで、別荘を購入したそうです。
2001年4月より、すべての国民の年金受給は65歳からと決定されました。
まさに驚愕天地の悪夢の始まりです。
60歳から65歳までの5年間無収入です。
どうやって5年間無収入で生きていけばいいの?
2001年4月を境に、すべての国民の人生設計は大変革となってしまいました。
人生の出口戦略を自己責任で考えて行動しなければなければならない時代がスタートしました。
思えば、我が国初の大規模コロナクラスターが発生したダイヤモンドプリンセス号の乗客を思い出してください。
ほとんどが豊かそうな高齢者たちでした。
彼らは、60歳から満額年金が受給され、1人何百万円もするクルーズを優雅に楽しんでいたわけです。
2001年4月を境に年金格差社会が誕生しました。
くそったれ!と吠えても何も変わりません。
2 移行期間という運不運
いきなり2001年4月から公的年金受給年齢を65歳としたのでは、国民がバタバタ倒れてしまいます。
そこで、国は25年間かけて移行期間を設定しました。
国民年金(老齢基礎年金)は、2013年4月から、65歳完全移行となりました。
厚生年金(老齢厚生年金)は、2025年4月から、65歳完全移行です。
男性 昭和36年4月2日生まれ以降
女性 昭和41年4月2日生まれ以降
運命を感じざるを得ません。
3 高齢者雇用安定法改正の悪夢
国は、公的年金受給年齢が65歳完全移行するのに合わせ、平成25年に高齢者雇用安定化法を大改正しました。
これまで努力義務だった定年退職後の雇用を65歳まで義務としました。
令和3年4月からは70歳まで働き続けることが可能となりました。
退職しても働く場が確保されたわけです。
しかし、世の中そんなに甘い話があるわけがありません。
再雇用の場合、現役時代の5割~7割が給与の目安とされました。
しかも、よほどのスキルや貢献度がある場合をのぞき、原則として役職定年となります。
つまり昨日まで上司でふんぞり返っていた者が、翌日から部下に変わります。
適応の力がなければ耐えることはできません。
私の先輩にもやってられねえ!
と1日で辞めた先輩もいます。
制度としては正しくとも、現実には追い出し部屋と化しています。
いよいよ公務員も65歳役職定年が決定しました。
将来地獄が口を開いて待っています。
日本中がメンタルヘルスだらけの世界になってしまいます。
4 弟の出口戦略
弟もそんな立場は理解していたようです。
奴の株式投資は優待のみです。
奴は不動産に目をつけました。
すでに物件は3件持っていて、今度の別荘で4件目です。
奴の計算によれば
タワマン 月25万円
自宅マンション 月15万円
投資用マンション 月10万円
別荘 年額70万円~100万円
の見込みだそうです。
月平均56万円が手に入ります。
これに公的年金が受給されれば、月80万円の収入になるといっています。
さらに財形年金や個人年金保険積立で、月100万円の収入は確保できる計画と豪語しています。
奴の夢は、別荘に障害者が車いすでも宿泊できるケアハウスを作って、社会に少しでも還元していきたいそうです。
資産はこれからすべて別荘に注ぎ込むそうです。
なんてできた弟なんだろう。
弟に比べたら、管理人はただただお金を増やしたいだけの腐れカス野郎です。
兵頭会長のようなものです。
5 ああ、それにしても金が欲しい
人はどれほどお金がほしいのでしょう。
正面切って尋ねれば、ほぼ100%の答えはいっしょのはずです。
お金なんていらない!
本音では誰だって、今日よりは明日、明日よりは明後日もっとお金がほしいはずです。
もし、お金に関心がなければ、このサイトにも来られなかったはずです。
当サイトは超弱小サイトですが、それでも一定のアクセス数があることは、それだけお金に関心があることを示しているのではないかと思います。
こうした本音を代弁した有名な名言があります。
ご存じギャンブルマンガの金字塔賭博破戒録カイジです。
第1話に出てくる兵藤和尊(かずひろ)会長が放つ言葉が次の名言です。
100億円の資産があってもそれでも全然足りない。もっともっとお金がほしいという兵頭会長の言葉は、すべての人間の本音ではないでしょうか?
お金さえあれば、豪邸に住めるし、高級外車も乗り回せます。
新幹線ならグリーン車、ホテルは高級ホテルのスイートルームに宿泊できます。
海外旅行もファーストクラスも夢ではありません。
働かないで、毎日を日曜日とすることさえできます。
タワマンに入ると、30代から40代のうちに1億円貯めて、FIREを渇望する年代の気持ちが理解できないことはありません。
しかし、1億円を容易に貯めることはできないはずです。
アベノミクスの波に乗って、思い切って株式投資にチャレンジし、大成功した人だけが、FIREになれたと思います。
株式投資がむずかしいなら、不動産投資でもというのも早計です。
弟のような不動産投資できる資力を持たない人が、借金しての不動産投資はリスクはあまりにも多すぎます。
6 まとめ
まさか弟が別荘を購入するとは驚き以外のなにものでもありません。
弟には、また、やられたなと完敗です。
しかも、そのお金で障害者用のケアハウスを作って、弱い立場の人たちの手助けをしたいという第二の人生の夢を明確に持っているところも見事です。
お天道様はみているんだなと思います。
それに比べて社会の底辺に蠢く俺って何なんだろう?
妻と子供に財産を残すだけで、おさらばするのが俺の夢なのだろうか?
弟が別荘地を購入し、ゆくゆくは障害者が宿泊できるケアハウスを作りたいという壮大な夢に対し、俺の夢のなんとちっぽけなことか!
カイジの名言を読み直し、改めて人間の持つ宿痾を学び直しました。
みなさんも一度読んでみてください。
繰り返しますが、男性は昭和36年4月2日以降生まれ、女性は昭和41年4月2日以降生まれの人は、等しく年金受給は65歳からです。
退職後5年間完全無収入です。
残ったとしても役職定年で、耐えられない苦痛が待ち構えています。
そうならないためには65歳まで生き延びるためのお金を貯めなければなりません!
ああ、それにしても金がほしい!
少しでも毎日の暮らしを見つめなおし、お金を貯めて、人生の出口戦略を考えましょう。
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
ただし、株式投資に関してはほとんど参考になりません。
ブログとお金に愛と真の情報を!
カイジ一度読んでみてください。
人生が本当に変わるかもしれません。
それではまた