最終更新 2019.1.24
ようこそ(^-^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、最近の異常気象はかつてないほど目を覆うばかりの災害をもたらしています。
2018年2月には、福井県と富山県を中心に、数十年に一度という大雪をもたらしました。
交通網は、ズタズタとなり、福井県では物流が麻痺しました。
多くの方が孤立し、寒さと食糧難に苦しんだことは、記憶に新しいところです。
6月には、広島県と岡山県と愛媛県を中心に線上降水帯が発生し、未曾有の降水量となりました。まるで大津波に遭ったような光景には、慄然としました。
アメリカカルフォルニア州では、史上最悪な山火事が発生し、行方不明者はすでに1200人を超えているそうです。
被災に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
これら地球規模での異常気象の原因は、地球温暖化に原因があり、自然災害はこれからも増え続けることは、まず間違いないことだと推測されています。
こうした自然災害を防ぐには、何よりも国土強靭化が必要であり、また一人一人の災害への備えが必要です。
特に大雪は備えることで、相当な事前対策が可能です。
降雪地域では、早め早めのスタッドレスタイヤへの交換が必要です。
管理人の住む地域では、スタッドレスタイヤ交換が必須です。
しかし、毎年降雪があってから交換する不逞な輩が多く、初雪が降ると、市内はマヒ状態となり大パニックになるのが恒例行事です。
バカヤロー!(´Д`)
2018年2月、福井県で発生した豪雪による交通網の麻痺は、タイヤチェーンを着けていれば、あれほどの社会的混乱はなかったと指摘されています。
スタッドレスタイヤは、年々進化し、超面倒なタイヤチェーンを装着して走行する乗用車は皆無といっていいくらいです。
せいぜいバスやトラックくらいなものです。
そこで国は、2018年12月上旬より、大雪発生時には一部区間て、タイヤチェーンを装置しなければ、車両通行止めとする予定です。
今年の冬は、まず20区間、来年度は200区間にまで拡げる予定です。
ドライブや仕事で、山間部、関東中部〜東北~北海道、日本海側を走行する機会がある人は、今後タイヤチェーンは、携行必須となります。
ただし、タイヤチェーンは装着が超面倒です。
(ToT)/
賢いタイヤチェーンの選び方について考えてみます。
- 1 我が国に大雪をもたらす原因
- 2 地球温暖化現象の予兆はすでに現れている
- 3 国土交通省道路標識等改正へ
- 4 現行道路交通法
- 5 罰金30万円???
- 6 チェーンなしでは走行できなくなる
- 7 タイヤチェーンは絶対必要(実体験)
- 8 現在のタイヤチェーンの主流は、非金属性チェーン
- 9 株式上場は、ソフト99とカーメイト
- 10 まとめ
1 我が国に大雪をもたらす原因
我が国は、世界有数の豪雪地帯です。
その理由は、対馬海流がもたらす暖流が、シベリア寒気団の寒気に晒されることにより、暖かく湿った水蒸気が急激に冷やされ、偏西風に乗って大雪をもたらすからです。
いわゆる西高東低の冬型の気圧配置です。もっとも、これらの異常気象は地球温暖化による影響と考えると理解しやすいという説もあります。
地球温暖化が進むと、北極海の氷が溶け出し、シベリア寒気団が発達しやすくなるそうです。
シベリア寒気団は、ジェット気流に乗って東に移動しますが、地球温暖化の影響でジェット気流は蛇行しやすくなり、たまたま南下した場合は、日本海の暖かな水蒸気とぶつかって大雪をもたらすという説です。
ノルウエー北側に面したバレンツ海の氷の溶け具合の状況で、大雪になるかどうか予測できるかもという研究も始まっています。
大雪と地球温暖化:知って楽しい海の話│東京大学 海洋アライアンス
将来、天気予報で、「本日のバレンツ海の氷の状況ですが・・・」という実況中継もありうるかもしれません。(^.^)
2 地球温暖化現象の予兆はすでに現れている
地球温暖化というと日本が亜熱帯気候になるという視点ばかりがクローズアップされますが、むしろ氷河期をもたらすと考えられています。
そのせめぎ合いの予兆が現れています。
ここ最近の我が国の気象状況は、酷暑と豪雪の両極端な気候となり、春と秋の期間がどんどん短くなってきています。
今年も東京地方は、10月に2回目の真夏日(30℃)となっています。
信じられませんが、事実です。
台風も異常に多いのも地球温暖化によるものともいわれていますが、地球規模の異常気象は、なかなか明確な因果関係が明らかにはなっていません。
3 国土交通省道路標識等改正へ
酷暑は、エアコン対策等でしのげますが、大雪はライフラインを寸断し、生命を危険にさらします。
そこで、国土交通省は、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令を2018年12月上旬に施行する予定としています。
大きく変わる予定なのは、次の2点です。
◆タイヤチェーン未装着の車の通行を禁止する標識を新設すること。
標識は円形で、青の背景に、チェーンを装着した白地のタイヤが描かれています。
これらの標識をLED標識でも可能とし、ドライバーに注意を喚起します。
とても見やすくなりそうです。
◆過去に立ち往生した区間20か所程度を選定すること
雪国を中心に、過去に立ち往生が発生した区間の起点と終点、中間点などに取り付けるそうです。
なんだよ!標識だけの改正かよ!
タイヤチェーン携行は、そもそも道路交通法だろうが!
(-"-)
そのとおりです。
おまえ、バカか!
デマを流していると通報してやるぞ!
まあ、最後までお読みください。( ゚Д゚)
4 現行道路交通法
実は雪道でのタイヤチェーン着用は、道路交通法で、すでに規定されています。
(出典:国土交通省中部地方整備局)
(運転者の遵守事項)
第七一条 車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。六 前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項
運転者の遵守事項のうち必要と認めた事項は、各都道府県公安委員会で定めることとなっています。
福井県の場合です。
福井県道路交通法施行細則 第16条第2号
積雪または凍結している道路において、自動車または原動機付自転車を運転するときは、雪道用タイヤ(滑り止めの性能を有する雪道用のタイヤで接地面の突出部が五十パーセント以上摩耗していないものに限る。)を全車輪に装着し、またはタイヤチェーン等を駆動輪(他の車両をけん引するものにあつては、被けん引車の最後部の軸輪を含む。)の全タイヤ(全車輪が駆動するものにあつては、前輪または後輪のいずれかの全タイヤ)に取り付けて滑り止めの措置を講ずること。
ほとんどの都道府県道路交通法施行細則は、似たようなものですが、微妙に違うところもあります。
特にタイヤの摩耗まで遵守事項にしている都道府県はそうは多くありません。
やはり、豪雪地帯はスリップや立ち往生に対しては神経を使っています。
ノーマルタイヤで、積雪道路や凍結道路を走行した場合は反則点数は0点ですが、罰金または反則金が適用されます。
罰金 50,000円以下
反則金(大型自動車) 7,000円
反則金(普通自動車等)6,000円
5 罰金30万円???
ところが一部報道機関で、次のとおり報道され、混乱に拍車がかかっています。
規制時に未装着で走行した場合は、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。
このことについて、日本最大級のクルマ総合情報サイト、カービュー!が、国土交通省担当者に取材しています。
一部報道では大雪時の「チェーン義務化」と表現されている今回の発表ですが、国土交通省の担当者は以下のようにコメントします。
「今回の発表はタイヤチェーンを装着していない車両が通ってはいけない区間を、より分かりやすくするための新しい道路標識に関するものであり、国土交通省としては“タイヤチェーン装着の義務化”という表現はしておりません。
ただし、“チェーン規制“区間を通行される場合には、タイヤチェーンの装着は必須となります」
国土交通省の所管は、道路に関することであり、道路交通規制に関する所管は警察庁にあります。
現行道路交通法では、5万円以下の罰金となっていますが、マスメディアは独自取材で先の先の情報をたくさん持っています。
いずれは30万円以下の罰金に改正するのかもしれません。
(未確認情報ですので、ご容赦願います。)
6 チェーンなしでは走行できなくなる
回りくどい言い方になりますが、積雪道路及び氷結道路は、ノーマルタイヤでの走行は道路交通法違反になるので、スタッドレスタイヤ若しくはタイヤチェーンの装着が義務付けられています。
しかし、2018年12月上旬から始まるタイヤチェーン未装着禁止区間は、たとえスタッドレスであれ、通行禁止となります。
つまり、冬道は、タイヤチェーンがないと走行できなくなる区間が誕生します。
7 タイヤチェーンは絶対必要(実体験)
タイヤチェーンは、現在金属製と非金属性の2種類があります。
金属製の利点は、とにかく安い。そして、積雪道路はほぼ無敵です。
その代わり、着脱が容易ではありません。
基本的にはタイヤをジャッキアップして装着します。
管理人は若い頃、スキーが趣味だったので、タイヤチェーンはトラウマものです。
スキー場は山間部にあるので、スキー場が見えるとチェーンをつけるべきかどうか判断に迫られます。
今と違って、バブル最盛期は、スキーブームでスキー場は大混雑です。
映画「私をスキーに連れてって」の頃が、ブーム最高潮の頃でした。
そのため渋滞もしばしばです。
渋滞してしまうと、タイヤの重みで雪はいったん溶けて、すぐに凍ります。
アイスバーンと化します。
車は止まったらもう登れません。
チェーンを巻くしかありません。
そこで渋滞中も止まらないようにトロトロと走行するテクニックが必要となります。
バブルの頃は、オートマチックなどないマニュアル車一択です。
いかに半ギアにしながらトロトロと走行するかが問われます。
それでも渋滞がひどいと観念して脇に止めて、チェーンを装着しなければなりません。
スキー場は山間部なので、寒い時には猛烈なブリザードが発生します。
それでもチェーンを装着しなければたどり着けません。
まるで苦行をしにスキー場にお金を使いに行っていたようなものです。
(;´Д`)
さらにチェーンはすぐに緩むので、少し走行した後、まき直しです。
泣けました。
ときには脱着してしまい、1本だけのチェーンで走破したこともありました。
ときにはチェーンがゆるんでも面倒と走ると、フェンダーにチェーンがぶつかり、傷だらけになったこともありました。
チェーンをつけないと、本当に命がけです。
特に帰りの下り道は本当に命がけです。
特に陸橋は危ないです。
下からの吹きさらしで凍りやすいからです。
坂道の陸橋の積雪道路で、さらにカーブがある場合は、絶対絶命の難所です。
一度若気の至りで、横一回転して死に損ないました。
奇跡的に頭文字Dのようにドリフト1回転で立ち直って、谷底に落ちることを回避できました。
なめるな!雪道です。
8 現在のタイヤチェーンの主流は、非金属性チェーン
現在は非金属性が主流です。
ジャッキアップしなくとも装着できるタイプも出回っているようです。
ブランドは、やはり海外の本場ものが人気です。
非金属性チェーン
イエティスノーネット スイス製
バイセンフェルス ドイツ製
ジュベルトプロダクション フランス製
ソフト99 日本製
カーメイト 日本製
金属製チェーン
コーニック イタリア製
ピアレス アメリカ製
FECチェーン 日本製
ニューレイトン 日本製
9 株式上場は、ソフト99とカーメイト
タイヤチェーンの製造メーカーで、上場している企業は、ソフト99とカーメイトです。
いずれも業績は悪くありませんが、国内での若者の車離れ、カーシェアリングなど国内保有台数減少をにらんで、株価は長期下落傾向です。
ソフト99(4464東証2部)
カーワックス、補修材のトップメーカーです。
ソフト99やガラコのブランドを持っていますが、非金属性タイヤチェーン「救急隊ネット」を製造販売しています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
カーメイト(7297JQ)
カー用品の総合メーカーです。
ドライブレコーダーやチャイルドシートでも有名です。
非金属性チェーン国内売上げトップの「バイアスロン」を製造しています。
雪道にタイヤチェーン義務化の報道を受け、一時ストップ高となりました。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
残念ながら祭りはその日のうちに終了です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
10 まとめ
いかがでしたか。
この数年の異常気象には、誰もがおかしいと思っていると思います。
しかし、最近はおかしいのが当たり前になってきているような気がします。
線上降水帯が度々発生したり、台風がひっきりなしに通過したり、数十年に一度の大雪が降り積もります。
真夏には連日40℃超えの暑さです。
できるだけ自然災害は免れたいものです。
特に、大雪の場合は、車による不要不急の外出は絶対に避けるべきです。
いくらタイヤチェーンを装備していたとはいえ、大雪には抗うすべはありません。
福井県で起きた1200台もの車が立ち往生した中には、許すまじノーマルタイヤの車もあったそうです。
ルールを無視した車によって、1200台の車が24時間以上マヒ状態となるなんて、なんとも許しがたいです。
タイヤチェーンは超面倒ですが、そんなわがままで、ライフラインをマヒさせ、命の危険にさらすことは許されません。
昔よりは、かなりタイヤチェーンの脱着は便利にはなっているようなので、性能+便利+耐久性そして最後に価格がベストな買い方ではないかと思います。
株式投資はくれぐれも自己責任によりご判断されますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは