最終更新 2021.11.13
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2021年サマージャンボ宝くじが絶賛発売中です。
1等前後賞合わせて、なんと7億円!
真夏のアツイ運だめしです!
みなさんはお買い求めになられましたか?
運さえ良ければ、1等前後賞合わせて7億円が転がり込んできます。
もう働く必要はありません。
毎日が日曜日です。
7億円を三菱UFJフィナンシャル・グループ株のような高配当株に投資すれば、配当金だけで年間3,000万円の不労所得が得られます。
人生大逆転です!
あなたは宝くじを買い求め、夢を買いますか?
1 恐怖の宝くじ地獄
宝くじは運だめしというくらい、当選する確率は絶望的です。
2021年のサマージャンボ宝くじの1等の当選本数は、1ユニット(1,000万枚)あたりたった1本です。
ハマる人はこうして宝くじ地獄にハマっていきます。
10枚(3,000円)なら、1/100万本
100枚(3万円) なら、1/10万本
1,000枚(30万円)なら、なんと1/1万枚だ!
30万円分購入しても、1/10,000です。
1人当たっても9,999人が当たりません。
30万円購入して戻ってくる期待値は、わずか13万9,500円です。
1/10,000の夢をかけて、13万9,500円を損していきます。
10回チャレンジすれば、139万5,000円の損失です。
100回チャレンジすれば、1,395万円の損失です。
宝くじは、ハマればハマるほど割の合わないギャンブル地獄に落ち込んでいきます。
2 宝くじの期待値
宝くじはれっきとしたギャンブルです。
それも割の合わないギャンブルです。
宝くじの公式サイトでも、期待値の低さを堂々と謳っています。
期待値は46.5%!
1枚300円の宝くじを買った瞬間に、160.5円損してしまうのが宝くじというギャンブルです。
宝くじを購入するほとんどの人は、宝くじをギャンブルとは認識していません。
運だめしというオブラートで包んでいます。
競馬やパチンコパチスロには強烈な嫌悪感を示すけれど、宝くじは許容するという人は少なくはありません。
国内で認められているギャンブルは、わずかです。
公営ギャンブルが、競馬、競輪、競艇、オートレースとスポーツくじの5つです。
民営ギャンブルは、パチンコとパチスロ(スマートボールと雀球)のみです。
これに加え、新たにカジノが民営ギャンブルとして2023年以降国内3か所において開業が認められる予定です。
1 公営ギャンブル (スポーツくじ及び宝くじを除く)
期待値おおむね75%
2 民営ギャンブル(パチンコパチスロ)
期待値おおむね75%~114%
3 カジノ
おおむね95~101%(ブラックジャック)
いかに宝くじの期待値が悪いかがわかります。
アメリカでは宝くじのことをfool of tax(愚か者の税金)と呼んでいます。
3 あなたはそれでも宝くじを買いますか?
こんなに期待値が低ければ、いくら買っても当たりが回ってくることが稀です。
宝くじを買うことに絶望し、宝くじ離れが始まるはずです。
しかし、コロナ禍による巣ごもりが多くなり、家の中で楽しめるレジャー?として宝くじの人気が復活したという報道がありました。
好調の背景には、2018年度年末ジャンボから導入した公式サイトなどの積極的なPR戦略もある。緊急事態宣言明けの昨年6月、公式サイト限定で、購入時に付与するポイントの上乗せキャンペーンを本格展開。人気タレントを起用したテレビCMも話題となり、外出自粛ムードの中、ネット利用客を引き寄せた。
宝くじ公式サイトではあの手この手で、宝くじの売り上げ増に躍起です。
福連、福バラの販売、定期購入、公式サイト利用でポイント付与などで、宝くじ会員は275万人を突破しています。
ジャンボ宝くじ等の普通くじを買うには?|宝くじ商品のご案内【宝くじ公式サイト】
福連も福バラも100枚単位での購入です。
1セットにつき3万円!
宝くじのギャンブル化が進んでいると思うのは管理人だけでしょうか?
宝くじ公式サイトに登録すると1年中24時間宝くじがネットで購入できます。
ネット購入が初めての方へ|宝くじ会員サービス ご利用ガイド【宝くじ公式サイト】
しかし、意外にも国民は冷静です。
ジャンボ宝くじは平成13年5,662億円をピークに右肩下がりの売り上げです。
宝くじ販売額が増えた!とマスコミは報道していますが、令和2年の販売額は3,041億円と最低記録を更新しています。
20年間でジャンボ宝くじの売上額は、53.7%にまで激減しています。
期待値をもっと増やさないとピーク時に戻ることは困難だと思います。
若手タレントが宝くじ購入を盛んに煽るCMは、どうにも好きになれないのは、管理人だけでしょうか?
4 宝くじを購入する分をiDeCoで積み立てれば、2等賞分は手に入れられる
宝くじに夢をかけることは小額ならありですが、常習となると依存症となり、かなりの経済的ダメージを被ることになりかねません。
例えば、福バラを毎月30年間購入し続けたとしたら、期待値はいくらになるでしょう。
300円×100枚×12か月×30年=1,080万円の購入です。
期待値は46.5%なので、578万8,000円の損失を被ることになります。
一方、毎月3万円をiDeCoに掛けたとします。
30年後の税制優遇措置分は216万円!
かんたん税制優遇シミュレーション|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】
宝くじを購入しなくとも2等賞200万円程度は確実に手に入れることが可能です。
iDeCoは、2022年5月より大きく仕組みが変わり、60歳から65歳まで5年延長となります。
また、企業型確定拠出型年金に加入していていても加入できるようになり、掛け金額も増えます。
宝くじを購入するよりも、iDeCoに加入し、堅実に2等賞を手に入れた方がお得です。
578万8千円 VS 1,291万6千円!
30年で700万円の差となります。しかも、掛け金の状況次第では資産がもっと増えている可能性まであります。
5 まとめ
宝くじは、愚か者の税金(fool of tax)と呼ばれています。
その理由はあまりにも期待値が低く設定され、買えば買うほど損失を膨らしてしまうからです。
期待値がわずか46.5%では、ギャンブルではなく、運だめしです。
長く続ければ続けるほど損失は膨らんでいきます。
一攫千金は、1,000万本のうちのたった1本という選ばれし者にしか与えられません。
現実逃避的な運だめしにかけるくらいなら、iDeCOで確実に所得税控除を行い、終了後には3等賞200万円を手に入れた方が、確実です。
ただし、選択は自分自身の判断に委ねられています。
運だめしとして、期待値46.5%はワクワク料という考え方も一つの考え方です。
ただ、管理人からするともったいなさすぎます!
我が国で生きている限り、所得税、住民税、消費税、固定資産税、石油税などで、収入の約37%を税金として納税しています。
そこに期待値46.5%の宝くじを購入する必要性があるのでしょうか?
ちなみにたばこ540円のたばこには、333.97円(61.8%)の税金がかかっています。
ビールには41.1%から45.1%の税金がかかっています。
少しでも税金を取り戻すためには、たばこを吸わない、お酒を飲まなければいいだけです。
世界的にお酒を飲まないソーバーキュリアスが一大ムーブメントとなりつつあります。
若い世代を中心にたばこを吸わない、お酒を飲まない、車に興味がない、宝くじに関心がないという動きが進んでいます。
特にコロナ禍で、ニューノーマルと呼ばれる時代に変革しようとしています。
少しでも、税金や吸い上げられるお金を検討し、宝くじの楽しみ方を変えてはいかがでしょうか?
提案は宝くじは1枚だけ購入することです。
1枚300円で真夏の間ワクワクできるのは、とても安いものではないでしょうか?
要は上限が効かなくなり、1枚、10枚、100枚と際限なく宝くじを購入してしまうところに問題があります。
愚か者の税金と揶揄されないためには最小限度の購入で楽しむことにあると思います。
↓行動経済学をわかりやすく説いた良書です!
宝くじを巡っては、さまざまな考え方や意見はあろうかと思いますが、一ブロガーの考え方としてご容赦ください。
ブログと1枚の宝くじに愛と運だめしを
それではまた
↓ よろしければこちらもお読みいただけるとうれしいです。