ようこそ(^o^)丿
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当ブログの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、サラリーマン(公務員含む)にとって、いよいよ待ちに待ったボーナスシーズンの到来です。
このときほどサラリーマンでよかったと思う瞬間はありません。
何しろ数十万から数百万円のお金が臨時報酬として、会社や官公庁からもらえます。
ただし、無計画だとボーナスはあっという間に消えてしまいます。
今回はボーナスを最大限に活用する方法について、考えてみます。保存版です。
- 1 平成29年度夏期ボーナス平均支給額(予測)
- 2 ボーナスの使い道
- 3 ボーナス活用ベスト1 貯金をするならローンを返済する
- 4 ボーナス活用ベスト2 貯蓄するなら投資にチャレンジしてみる
- 5 ボーナス活用ベスト3 財形貯蓄+iDeCoをフル活用する
- 6 まとめ
1 平成29年度夏期ボーナス平均支給額(予測)
みずほ総合研究所レポートによれば、平成29年度も企業は業績が良いため、企業全体ではボーナスは1.1%UPする予測です。
民間企業は、平均で36万9,098円の支給予測です。
公務員の場合は、民間企業の平均額となるので、ボーナスは2.5%UPの予測です。
公務員は、平均で71万1,475円と支給予測です。
こうしてみると、公務員が優遇されているようにみえますが、公務員の場合は、民間企業の中で従業員100人~1,000人程度の中小規模の企業の数字が反映されています。
東証一部の大企業となると公務員の給料の数倍となるのも珍しくありません。
私の知っている某自動車企業に勤めている男は、今期は300万円いかなかったと嘆いていました。(羨)
↓ 大企業は批判されることを恐れて、ベアアップに形を変えました。日本社会は大企業が頂点です。誰もが子供を大企業に就職させたいと思うのもいたしかたないと思います。
経団連が発表した今年の夏のボーナスの中間集計の結果、大企業82社の平均額は91万7906円と、去年より4.56%減った。最も高い自動車関連の19社でも平均で99万5000円と、4年ぶりに100万円を下回った。
経団連では、多くの労働組合が春闘でボーナスより月給のアップを優先したことが要因だと分析している。
また、あまり知られていないことですが、ボーナスの平均額はその企業の従業員の平均年齢を目安に公表されており、大体37歳~42歳あたりのボーナスが平均となります。
我が国は成果主義の導入が始まっているとはいいながら、まだまだ年功序列主義が大原則です。
50代後半ともなると、平均支給額の約2倍程度となります。
共働きの正社員(しかも大企業)は、最強です。
ボーナス支給時は、2人で約2倍の支給となるからです。
お金を貯めるには、正社員で共働きが最強と、当サイトでも何度もいっていますが、ボーナス支給の際は、このことが真実であることをいつも実感します。
2 ボーナスの使い道
2017.6.29に発表した「Pontaリサーチ」調べによるボーナスの使い道は次のとおりです。
第1位 貯金 34.5%
第2位 旅行 8.9%
第3位 外食 4.1%
第5位 財形 3.4%
第6位 ローン 3.0%
第11位 株式 1.4%
番外 なし 49.6%
いざというときの蓄えとしての貯金+財形=38.9%に対して、借金やローン返済が3.0%、お金がお金を生む投資が1.4%と、まだまだ日本人は、ボーナスをお金を増やす手段として考えていない傾向があることが見えてきます。
3 ボーナス活用ベスト1 貯金をするならローンを返済する
住宅ローンや学資ローンや自動車ローンなど、ローンを組むとその返済期日までコツコツ返す人が圧倒的です。
私にはとても理解できません。
せっかくの機会です。
ローンがあるのなら、少しでもボーナスをローンの一部繰上げ返済に充てないとものすごく損をすることになります。
たとえばの例です。
自動車ローンを3.475%で100万円借りて、5年払い(60回)でボーナス50万とします。
毎月9,090円 ボーナス払い63,992円を5年続けることになります。
この際の支払総額は、1,185,320円となります。
なんと185,320円も金利分を銀行や信販会社にとられています。
一方、100万円を金利0.01%の1年定期に預けて5年持つと、
100万500円(税込み)と利子はわずか500円(税込み)しか付きません。
185,320円>>>>500円(税込み)
借金があるのなら、ボーナスは貯蓄ではなく借金返済に充てるのが、ボーナスの最大限の活用方法であることがおわかりだと思います。
なお、返済は一括でないとできないと思い込んでいる人がいますが、一部返済はどんな場合でも可能です。
(一部手数料をとる銀行や信販会社があります。これは手数料をとるなら、期日まで当初計画で払った方がいいとして、金利を掠り取る思惑があります。手数料を取られても、借金はできるだけ早く完済するのが大原則です。)
便利なオンラインシュミレーターがあるので、一度計算してみてください。
4 ボーナス活用ベスト2 貯蓄するなら投資にチャレンジしてみる
貯蓄しても、1年定期預金の金利は0.01%、普通貯金の金利は0.001%です。
マイナス金利政策が続く限り、貯蓄はお金を増やす方法ではありません。
この際、ボーナスを株式投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そんなリスクのある投資なんてできない!と思われる方は、いつまでも0.01%の定期預金をおススメします。
ただし、定期預金はペイオフの対象です。ペイオフも怖ければ金利0.001%の普通貯金に預けるしかありません。
このサイトでも触れているので、詳しくは関連記事を見ていただければと思いますが、株式投資には、インカムゲイン(配当益)とキャピタルゲイン(売買益)の2つの方法があります。
おススメはインカムゲインによる長期保有です。
企業の業績は、アベノミクスもありどんどん上がっており、配当を増やしている企業が続出しています。
金利にすると年3~4%の配当率の企業はたくさんあります。
1年定期の金利が0.01%、株式の配当が3~4%であれば、金利差はじつに300~400倍にもなります。
100万円であれば、定期預金500円(税込み)、株式3万円~4万円(税込み)です。
株式(3万円~4万円)>>>定期預金(500円)
株式の方が圧倒的であることはいうまでもないことでしょう。
ちなみに管理人は現在年間27万5千円の配当益があります。
ただし、買値より下がったのでは、配当もらってもしょうがないという不安が株式投資には一番にあると思います。
私は、株式の世界に30年も足を踏み入れていますが、確かにそのようなことを経験してきました。
近くはブラックマンデー、リーマンショックそして東日本大震災です。
東日本大震災の後は、持っていた株が400万円もマイナスとなり、死ぬかと思いました。
しかし、売らずに持っていると業績の回復に伴い、株価は戻るものです。
今では、公開はできませんが、大幅にプラスになっています。
できるだけ将来性のある優良株を、できるだけ底値で長期保有するのが、一般投資家の安全確実な運用方法です。
詳しくは関連記事でご確認ください。
5 ボーナス活用ベスト3 財形貯蓄+iDeCoをフル活用する
第5位に財形貯蓄があります。
財形貯蓄には基準金利という制度で運用しており、金利が高い頃加入した人にとっては虎の子のような財布と同じですので、解約は絶対してはいけません。
私は1990年代に加入しており、当時の金利はなんと5.0%です。
ただし、あまりに高いということで1.8%に予定金利を減額されましたが、それでも定期預金金利の180倍です。
ただし、現在の財形貯蓄の金利は定期預金並ですので、期待はできません。
現在もっとも殖やす手段として、ベストはiDeCoです。
iDeCoだって、投資信託や株式運用の確定拠出年金運用だから、怖いという人も多いと思います。
しかし、iDeCoには、掛け金がそっくり所得税から控除されるという徳政令のような仕組みがあります。
2017年1月より、すべての年金を積み立てる世代(20歳~60歳)にiDeCoは開放されました。
サラリーマンは最大23,000円/月、公務員は最大12,000円/月です。
学生や主婦も23,000円/月そして個人事業主(自営業)は月68,000円/月の方まで開放です。
何がお得って、所得税が丸々控除となるので、サラリーマンであれば、年間最大82,800円が控除となります。
金利20~30%の超お得制度です。
iDeCo 82,800円(年間)>>>定期利子27.6円(税込み)
しかも、元本保証型を選べば、運用益はなくとも確実に82,800円控除を受けることができます。
詳しくは下記関連記事をご覧ください。当サイトのロングテール人気記事になっています。
ボーナスを無理して財形に入れるのであれば、最初にiDeCo分の144,000円~276,000円をボーナスから負担する形にして、残りを財形に入れておくべきです。
6 まとめ
いかがでしたか。
ボーナスには過大な期待をしないで、お金がお金を生む投資として考えると後々ものすごく得することになります。
借金返済に使えば、金利差は350倍前後になること
株式投資に使えば、金利差は300倍~400倍にもなること
iDeCoに使えば、金利差は3,000倍にもなること
金利は活用の仕方により、何千倍にもなることがおわかりでしょうか。
ボーナスの有効活用を心がけたいものです。
ゆめゆめ、貯金箱やバッグがもらえるからと安易に銀行定期に入れておくことだけは止めた方がいいと思います。
なお、今回の記事を読んで、非正規雇用の方(臨時雇用、嘱託雇用、季節雇用、派遣雇用)、学生(バイト)、主婦(パート)、個人事業主(自営業)、ボーナス支給のない経営の良くない企業労働者の方々は、驚いたとともに怒りに打ち震える人、我が身を呪う方もいるかと思います。
あまりに制度が不公平すぎやしないか?
ボーナスを支給されていない人は、実に49.6%にも及ぶからです。
しかし、現実は直視しなければなりません。
不公平な制度であれば、その制度を利用してやるしかありません。
雲の上はいつも晴れています。
それでは