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お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
先日、確かに軽自動車なのに白ナンバープレートの車が走っているのを目撃しました。
これは最近はやりの偽装プレートではないかと、マジで警察署に通報してやろうかと思いました。
念のため、ネットで確認してから通報しようとしたら、なんと2017年4月から2017年11月まで、ラグビーワールドカップ開催の寄付金集めのため、軽自動車に白ナンバーを認めるそうです。
すみません。無知でした。
知りませんでした。<(_ _)>
我が家も、セカンドカーとして、軽自動車を1台保有しています。
軽自動車の白ナンバーは、まさに天恵のような規制緩和です。
有料でも、軽自動車の黄色ナンバーを白ナンバーに替えるメリットは特大です。
軽自動車を運転している人なら、きっと賛同してくれると思います。
1 軽自動車の黒歴史
ご存知の方も多いと思いますが、660㏄という排気量で自動車税や保険料の区別している国は、世界広しといえどもわが国だけです。
その理由は日本がかつて大変貧しかったからです。以前はアッと驚く排気量360ccでした。
ちなみに1976年から1990年までは、550ccでした。
モータリゼーションの波の中で、国は国民に自動車を普及させようという意図がありました。
そのため、軽自動車に限っては、車庫証明(正確には自動車保管場所届出)は不要、軽自動車税や重量税や保険料も格安としました。
平成3年に自動車保管場所確保法が改正され、人口10万人以上の都市部では、軽自動車でも保管場所の届出が必要となりました。
今でも概ね人口10万人以下の地域は、自動車保管場所の届出が不要となっています。
また、高速道の料金も割安です。
このようにいいことづくめの徳政令のような優遇措置を軽自動車に限って認めているため、今や軽自動車が全自動車に占める国内の保有割合は、なんと39.1%に達しています。
2017年3月末現在軽自動車台数は30,342,204台と、3,000万台を突破する巨大市場とまでなりました。
しかし国は一つだけ差別化を試みました。
1975年道路運送車両法を改正し、軽自動車のナンバープレートを黄色に差別化したのです。
それまでは軽自動車も白ナンバーでした。
↓私の小学校の担任教諭が乗っていた名車マツダキャロルです。確かに白ナンバーでした。
まさに軽自動車の差別でした。
軽自動車のデザインは、決定的に格好悪くなりました。
それだけではありません。
軽自動車は小さい=遅いという図式で、理不尽に煽られる、幅寄せされる、クラクションを鳴らされる、車間距離をとらないなど酷いいじめを受けることまであります。
まるで車社会の異端児扱いです。
変わった者は虐められる学校社会と同じ構図です。
それが40年以上続き、現在に至っています。
2 軽自動車の黄色ナンバーを白ナンバーに替えるメリット
これはなんといっても危険回避に尽きます。
ドライバーは、さまざまな価値観を基づいて運転しています。
上述したように、軽自動車を見ただけで嫌悪感を露骨に表す人は少なくありません。
そんな感情だけで、事故を誘発されたのでは、たまったものではありません。
私もセカンドカーは、軽自動車ですが、本当に煽られます。
こういったところに日本人の差別意識が露骨に出るのは、とても哀しく思います。
一時流行った「絆」なんていう言葉は、すでに死語です。
高級外車に乗っていても、ローンで四苦八苦している人だっているはずです。
軽自動車に乗っていても、資産家の人だっています。
車の格だけで、優越感を満足させる行為をとろうとするのはあまりにも悲しい行動です。
私は自分の身を守るためにも、この機会に白ナンバープレートを申請します。
3 白ナンバープレートの実際
では、このたび1975年以来42年ぶりに限定的に復活する白ナンバーの実際をご紹介します。
なお、限定ナンバープレートは、ラグビーワールドカップ開催の支援のためなので、軽自動車に限らず、普通乗用車や事業用乗用車も対象となっています。
用意されるナンバープレートは、下記のとおり2種類です。
左側がラグビーワールドカップのマークをあしらったもの、右側が通常のナンバープレートです。
引用:国土交通省
引用:国土交通省HP
軽自動車の白ナンバープレートは大きさを除けば、普通乗用車とまったく同じです。ワクワクします。
4 手続き
白ナンバープレートの手続きは2通りあります。
下記国土交通省の特設サイトからの申し込む方法と近くのディーラー店または自動車整備工場に申し込む方法があります。
ディーラーや自動車整備工場経由ですと、おそらく手続き料が発生します。
できれば自分で直接申し込めばいいのですが、手続きに当たっては、必ず2回、管内の軽自動車検査協会(普通乗用車の場合は、陸運協会か自家用自動車協会)に行かなければいけないので、注意が必要です。
図柄ナンバー申込み(図柄ナンバー申込みサイト)
↓
交付手数料支払い
↓
交付申請(窓口まで持参:軽自動車検査協会)
↓
交付(予約センター窓口で受領 予約センター=軽自動車検査協会)
予約センター一覧
5 手数料
国土交通省によれば、東京地区は7,000円であり、他の地域は最寄の軽自動車検査協会に確認して欲しいそうです。
なお、図柄は2種類ありますが、ラグビーボールの図柄を希望する場合は、さらに1,000円以上の上乗せ寄附が必要です。
個人的には図柄のないプレートにしたいと思います。
6 手続き期間
まだまだと思っていてもあっという間ですので、早めの手続きが必要です。
申込期間 2017年2月13日(月)~2019年11月29日(金)
交付期間 2017年4月 3日(月)~2020年 1月31日(金)
7 まとめ
いかがでしたか。
軽自動車にも白ナンバープレートがつけられるなんて、夢のようです。
わずか7,000円で、たかが軽と軽んじられることがなくなり、事故リスクを相当に軽減することができます。
また、気持ち良く運転することができます。
ものすごく安い7,000円だと思います。
これぞ知らなきゃ大損です。
軽自動車を所有の方は、ご一考ください。
私が、初めて手に入れた車が会社の先輩から5万円で無理矢理売りつけられたスバルレックス360ccでした。
黄色ナンバーの初心者マークは格好の生贄でした。非力で、煽られてばかりで、苦労しました。
手続き後、リポートする予定です。
それでは