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お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、10年後、2028年にはどんな世界が待ち受けているのか?みなさんは想像したことがありますか?
我が国は2010年から人口減少に転じ、超高齢社会の入り口にいます。
(出典:内閣府HP)
10年後には、団塊の世代が80代となるため、社会保障費がうなぎのぼりに増えていくことは目に見えています。
当ブログでは、これまで20年後の世界と50年後の世界について、記事を書いてきました。
約20年後、2040年度の社会保障費は、国家予算の約2倍の190兆円が必要となります。
また、50年後の2070年度には、少子高齢化に一段と拍車がかかり、我が国の人口は4,000万人も減少し、7,000万人を割り込むと推定されています。
そのため消費税を53%に上げなければ、国家予算と国債の返済が滞ってしまい、国家が破たんしてしまうという怖ろしいシュミレーションが、内閣府よりリポートされています。
暗澹たる未来しか待っていないように見えます。
しかし、20年後、50年後というとあまりにも先が長く、なんとなくピンときません。
それでは10年後の世界はどうなっているのでしょうか?
正直、管理人は10年後の世界も、社会保障費の支出が増えるため、消費税や所得税を増税し、年金など社会保障料を値上げし、国債を乱発してのたうち回っているんだろうと思っていました。
しかし、AI革命が起きて、劇的に未来が変わるかもしれません。
AI革命により、世界が救われるかもしれません。
その結果、人口減少による労働力不足をAIが救い、40年後、50年後の暗澹たる未来すら変えてしまうかもしれません。
管理人もここまで速いスピードでAI革命が進んでいるとは想像もしていませんでした。
反対に、AIに支配される世界が出現するかもしれません。
ターミネーターの世界が来ないとも限りません。
10年後の世界について、私たちは何をしておくべきなのか考えてみます。
怖いです。
1 AIとは
AIとは、Artificial Intelligence=人工知能のことであり、コンピューターが自ら学習し、推論して行動する情報処理能力とされています。
これまでのIT=Information Technology=情報技術とはまったく違います。
ITは、人間がプログラムして情報を処理する技術ですが、AIは、自ら学習して推論して行動できる技術です。
つい最近までは、そんな夢物語ができるわけがないと一笑に臥されてきました。
人工知能が、深遠な人間の脳にとうてい叶うわけがないと信じられてきたからです。
AIがせいぜい作れたとしても、よちよち歩きの3歳児レベルが限界だと揶揄されていました。
2 AI革命とは
世界を衝撃の渦に巻き込んだのが、グーグル神の開発した「AlphaGo」です。
2016年、囲碁史上無敵の世界チャンピオンとして知られているイ・セドルが、囲碁の人工知能(AI)「AlphaGo」と試合を行いました。
結果は、イ・セドルが、「AlphaGo」にまるで相手にされないほど完膚なき負けを喫してしまいました。
さらに2017年電王戦において、佐藤天彦名人が、将棋ソフト「PONANZA(ポナンザ)」に善戦もできずに負けてしまいました。
管理人は将棋が好きなので、この報道には衝撃を受けました。
将棋の世界は、超天才の集団です。
毎年度、プロになれるのは、年にたった4人(半期2名ずつ)です。
26歳までに全国から集まった奨励会リーグ戦で半年間戦い合い、2名のみがプロになれるという命を削って戦い合う世界です。
最近は「ひふみん」(加藤一二三)がバラエティ番組に出演したりして、将棋界のゆるさが話題となっていますが、奨励会に入会できる者は、神童や天才と呼ばれる一握りの選ばれた少年(少女)のみです。
残念ながら奨励会を突破できた女性は誰もいません。
東大に入るよりも奨励会に入会する方がはるかに難しいという話はよく聞きます。
実際、プロの夢がかなわなかった奨励会会員が、猛勉強して1年で東大入学、難関大医学部合格というケースはざらにあります。
いわば人類の超頭脳集団が、囲碁界将棋界の人間ということができます。
藤井聡太七段にマスコミが色めき立つのも無理からぬ話です。
その頂点に立つイ・セドルや佐藤天彦名人が、まるで歯が立たなかったところにAIの怖ろしいほどの進化を感じます。
ちなみに国内最強の井山裕太六冠も国際大会では、中国棋士や韓国棋士にはまるで歯が立ちません。
イ・セドルは、世界の囲碁界の頂点に君臨するスーパースターです。
人間がAIにかなわなくなった瞬間がついにやってきたことに戦慄します。
3 現実に始まるAI導入
現在、もっとも具体的にAI導入の研究開発が進められているのは、無人自動車です。
しかし、おそらく無人自動車は誰もが危ないと思っているはずです。
しかし、AI試験運転中に交通事故が生じるなど事故が発生していますが、224万km走行してわずか17件しか発生していません。
しかも、17件全部がもらい事故です。
その後ついにバスに擦るという事故を起こしてしまいました。
一方、国内では年間53万件以上の自動車事故が発生しています。
人間の引き起こす発生件数と比べれば、むしろ無人自動車の方が安全です。
残念ながらまだ導入は始まっていません。
グーグルでは09年から53台の自動運転車を使って計224万キロの走行テストを実施。
17件の事故が起きたが、これらはすべて相手に過失がある「もらい事故」だった。
しかし、導入が、目の前にきている段階であることは間違いありません。
もし、無人自動車の導入が始まればどうなるのか?
想像ができない夢の世界がやってきます。
人間が自動車を運転する必要がなくなるからです。
鉄腕アトムやマイノリティリポートの世界が実現するかもしれません。
タクシーやバス運転手が不要となります。
物流の要のトラック運転手が不要となります。
マイカーも不要になるかもしれません。
過疎地域でも自動運転車が動き回り、都市部に住むことも不要になるかもしれません。
また、運転記録は常にリアルタイムで記録されるため、車に伴う犯罪はほぼ壊滅するかもしれません。
多少の運転事故はあるにしろ、人間がハンドルを握り、判断力の衰えた後期高齢者が引き起こす車が普通に走行していることを考えれば、はるかに安全な車社会が出現するかもしれません。
4 ドローンによる物流革命
AIを活用し、現在開発にしのぎを削っているのが、ドローンです。
ドローンが認可されれば、物流の迅速化が可能となります。
宅配がなくなるかもしれません。
また、監視社会が実現し、犯罪や事故が激減するかもしれません。
あらゆる行動が、ドローンにより監視される社会が現実になるかもしれません。
安全と自由を選択しなければならない時代がもうすぐやってくるかもしれません。
5 人間の働き場がなくなる日
人間とAIの垣根がなくなります。
囲碁将棋でAIが見せつけた実力は、ありとあらゆる分野で活用されるはずです。
囲碁将棋では過去の棋譜を元にAIが分析し、思考し、推定しました。
頭脳を使う分野でもっとも高度な職業が、法律や医療です。
法律も医療もさまざまな判例や研究結果を分析し、それを推定して判断します。
AIがもっとも得意とする分野です。
AIにより裁判での冤罪や医療ミスもなくなるかもしれません。
莫大な社会保障費をかけている法律や医療の世界にAIが導入されれば、人間のもっとも知的な活動領域である法曹や医療分野がAIに変わる時代がやってくるかもしれません。
6 単純労働から人間の労働は駆逐されていく
すでにスーパーのレジも、セルフレジ化が進んでいます。
掃除もビルロボットが増え始め、窓拭きロボットが実用化が始まっています。
物流の仕分け、モノづくりもすでにAI化がどんどん進んでいます。
また、AI化のもっとも得意とする分野は、データの解析です。
税務分野、会計分野もソフトの進展は目覚しく、税理士や会計士など士業の職が奪われるという危機感が指摘されています。
教育の現場も、AI化に適している分野です。
生徒一人ひとりの能力にあった最適な教育が可能となるかもしれません。
これに加えドローンや監視モニターをAI化すれば、いじめ問題も激減させることが可能です。
また、AIにより農業生産量が飛躍的に伸びることが期待されています。
農業ロボットと衛星をつなげ、最適な気象条件で管理することにより、収量が飛躍的に高まり、食糧問題を解決するともいわれています。
AI化によって世界の価値観がまったく変わってしまう可能性があります。
その頂点に立っているのが、グーグル神を始めとしたアルファベット企業です。
7 AI革命への懸念
人間の労働にAIが取って代わる時代がやってくるのは、まず間違いありません。
人口減だからといって、悲観する必要はなくなる可能性があります。
無駄な労働は無くなり、社会的コストが格段に下がって、自由で公平なコンパクトな国ができるかもしれません。
いったいわないで延々ともめたり、一部の人間に忖度することもなくなります。
自由で公平な社会が実現するかもしれません。
しかし、それでいいの?
運転も介護もAIロボットにお任せし、農業もAI、医療も裁判もAIで本当に大丈夫なの?という疑念は払しょくできません。
BBCのインタビューに対して、ホーキング博士は次のように語った。
「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」
先頃亡くなった天才宇宙物理学者のホーキング博士は、AIが人間の頭脳を超えたとき、人類の終焉を迎えると警告しています。
まさにSFです。
ターミネーターでコンピューターが進化して、暴走し、スカイネットが誕生したように、2001年宇宙の旅でHAL9000が暴走して、宇宙飛行士を殺してしまったように、プログラムが暴走してしまい、人類が破滅することを予言しています。
適当な話ではなく、ホーキング博士がいっているところに重みを感じます。
便利と危険は常に隣り合わせというところでしょうか。
8 まとめ
いかがでしたか。
AI革命は、我が国の少子高齢化による人口減少や膨大な社会保障費の抑制を解決する人類史上最大の発明になりそうです。
また、食糧危機、エネルギー危機を解決できる鍵になるやもしれません。
すでにAI関連の株式は、テーマが注目されるたびに値上がりしています。
特にAI化で最も必要なインフラは、5G による高速通信網の整備です。
すでに日本と中国と韓国との間で共通規格の5G整備の合意が終えています。
これから10年、AI革命が静かに足音を立てずにいつの間にかやってくるはずです。
その際にわたしたちは、常に疑う心を持って、慎重にAI革命を受け入れていく必要があると思います。
また、AIに取って代わられないスキルや職業を目指さなければならなくなるやもしれません。
株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは