ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはペットが好きですか?
平成の時代も終わろうとしています。
平成に入ってから、ペットブームは爆発的に流行しました。
雅子さまや愛子さまなど皇室が犬を飼っていることも大きな要因です。
管理人はどちらかというとペットは苦手な方です。
まあ、何にしろ好きな人嫌いな人がいて、世の中は構成されていると思います。
(^^;
ギャンブルや株式投資が大嫌いな人がいるのと同じです。
ところがこの数年、ペットブームが大きな曲がり角に立っています。
一時は1,000万頭とまでいわれていた犬の飼養頭数が、最近5年で80万頭も減っているそうです。
一体、我が国には何が起きているのか、お金の点から考えてみます。
- 1 一般社団法人ペットフード工業会とは
- 2 犬の飼育頭数
- 3 猫の飼育頭数(参考)
- 4 犬と猫にかかる飼育料
- 5 犬と猫の寿命
- 6 犬と猫にかかる生涯支出費は?
- 7 犬を飼わなくなった理由
- 8 まとめ
- 9 附記
1 一般社団法人ペットフード工業会とは
一般社団法人ペットフード工業会とは国内でペットフードを製造または販売する企業86社で構成されている団体です。
2009年から一般社団法人化しています。
団体加入社でペットフード市場の90%以上を占めています。
ペットと共に暮らす人々から信頼されるペットフードを提供していくためにペットフードの安全性・品質向上の推進と啓発事業を行うことにより、ペットと人の生活の質を高め、“ペットとの幸せな暮らし”を実現する。
主に「ペットフードの普及、啓発」、「震災時等のペットフードの提供や寄付金募集などのボランティア活動」そして「ペット飼育の調査活動」を行っています。
ペット飼育の調査については、内閣府や一部都道府県で動物愛護の観点から数年に一度行っていますが、母数が小さく、信頼性が今ひとつです。
ペットフード工業会の調査は、母数が50,000個以上と桁外れで、最も信頼できるデータとされて、農水省など国機関でも活用されています。
2 犬の飼育頭数
犬は狂犬病予防法により登録が義務付けられているので、正確に把握ができることにはなっています。
今勤務統計で渦中にある厚生労働省の犬の登録頭数です。
平成29年度登録頭数は、6,326,082頭です。
うち狂犬病予防法により予防注射を接種した犬は4,518,837頭です。
法的に罰則規定まである狂犬病予防注射ですが、現実には71.4%しか狂犬病予防注射を接種していません。
( ゚Д゚)
ただし、狂犬病予防法では、犬の登録は生後90日を過ぎた犬が対象なので、必ずしも犬の全部頭数でないところに統計のマジックがあります。
ペットフード工業会の調査結果です。
2018年犬の飼育頭数(推計)は、890万3千頭です!
(出典:一般社団法人ペットフード工業会)
2014年 971万3千頭
2018年 890万3千頭
5年間で、81万頭(減少率-8.3%)も飼い犬が減少しています。
3 猫の飼育頭数(参考)
参考までに猫の飼育頭数です。
(出典:一般社団法人ペットフード工業会)
猫ブームであることもあり、2015年からは増加傾向にあります。
2017年に猫の飼育頭数が、犬の飼育頭数を逆転し、大きな話題となりました。
4 犬と猫にかかる飼育料
犬も猫も生き物です。
毎日食費がかかります。
ときには病気にもなります。
そのためワクチンの予防接種は欠かせません!
もちろん超高級犬種と雑種の間では雲泥の差があるので、平均値での算出です。
血統書付きチワワだと70万円、マッカチンだと60万円を超える犬猫もいます。
( ゚Д゚)
当然のことながら初期費用は含まれていません!
犬に関する支出総額(医療費等含む)
¥10,368(¥10,818)円
猫に関する支出総額(医療費等含む)
¥6,236 (¥7,475) 円
毎月の支出総額が、6,236円~10,368円を多いと見るべきか、少ないと見るべきかは、個々人にとって捉え方は様々だと思います。
5 犬と猫の寿命
当然のことながら生き物は、等しく寿命があります。
犬と猫の平均寿命はいかほどでしょうか。
2018年の犬の平均寿命は14.29歳、猫の平均寿命は15.32歳。
犬も猫も15歳前後が平均寿命となります。
6 犬と猫にかかる生涯支出費は?
犬猫の購入費用+毎月の飼育料✖寿命が、生涯支出額となります。
犬猫は、自治体の動物愛護センター(動物管理センター)で、無償で譲渡をうけることもできます。
そこで、初期費用を0円とした場合で計算してみます。
犬 10,368円×14.29×12=177万7,905円
猫 6,236円×15.32×12=114万6,426円
犬と猫を飼った場合、無償でも犬は約178万円、猫は約115万円のお金がかかります。
これが血統書付きのチワワやトイプードルとなれば、約250万円!
マッカチンとなれば、約175万円お金がかかります。
7 犬を飼わなくなった理由
冷静に飼育料と寿命で、生涯飼育料の計算をしてみました。
命を金で換算するのか!
このゲス野郎!
と思われたと思います。
ご批判はごもっともです。
純真爛漫な邪心のない天使のようなペットを金で換算するのですから、批判は謹んでお受けいたします。
(´Д`)
石川県と(H28 )内閣府(H22)の調査結果をご覧ください。
ペットが好きな人は、全体の57.8%で、きらいな人は30.1%です。
好き派6割、嫌い派3割といった傾向です。
この傾向は、内閣府や民間調査機関の結果でもほぼ同じです。
(出典:H28 石川県動物愛護県民調査)
しかし、実際にペットを飼っている人となると、全体の34.3%となります。
57.8%の方はペットが好きでも、実際に飼っている人は、その3分の1(34.3%)ということになります。
(出典:H22内閣府動物愛護世論調査)
ペットが好きでも、飼えない理由です。
十分に世話ができないというのが、全体の6割を占めています。
犬はどうしても散歩が必要です。
朝夕30分、大型犬となると朝夕60分は必要です。
現代人は忙しいです。
とても散歩の時間はとれません。
また、飼い主が高齢となると散歩自体がきつくなります。
管理人の母親は、毎日朝夕30分の散歩を欠かしませんが、本当に心配です。
(出典:H22内閣府動物愛護世論調査)
飼えない理由で気になったのが、第3位の「お金がかかるから」です。
H19 が13.0%であったのが、H22は、21.2%に跳ね上がっています。
犬の場合、毎年年間12万円の出費がきびしくなっている姿が伺えます。
8 まとめ
いかがでしたか?
ペットの愛くるしい表情や行動には、動物が苦手な管理人でさえ癒されます。
娘たちからも飼って飼ってと催促されます。
しかし、飼いません。
管理人の場合は、お金がかかるというよりも散歩する時間と体力がないことに尽きます。
絶対に娘たちは3日ももたないことは容易に透けて見えます。
ペットを飼うということは、覚悟を飼うということと同じです。
命あるものは、命尽きるまで責任を持って飼い主が面倒を見る覚悟が必要です。
それができないのであれば、飼ってはいけません。
お金と時間と体力とペットから受ける恩恵を比較考量して判断すべきだと思います。
そういった意味では、5年間で犬の飼育頭数が80万頭も減ったことは、犬にとってはありがたい傾向ととらえることができます。
9 附記
犬の飼育頭数が減って大きな影響を喰らっている企業があります。
アニコム(8715東証一部保険業)
ペット保険の最大手です。
2018年12月に保険料を値上げしたところ、契約件数が2.3%減少したことが嫌われました。
また、2018年12月にペット工業会の犬飼育頭数が減少したことを発表したことも理由の一つかもしれません。
年初来高値4,865円(2018年8月1日) から、年初来安値3,090(2019年1月24日)と暴落です。
下落率は、-36.5%です。
( ゚Д゚)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
(株)日本動物高度医療センター(6039マザーズ)
高度動物医療を目指す動物病院で初めての上場企業です。
増収増益が続いていますが、株価は下落傾向です。
年初来高値3,875円(2018年4月5日) から、ブラッククリスマスの際に年初来安値1,932円(2018年12月25日)を記録しました。
下落率は、-50.1%です。
( ゚Д゚)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
株式投資はくれぐれも自己責任において判断されますようお願いします。
また、ペットを飼うのであれば、命尽きるまで責任をもって飼われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは