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ある主婦雑誌の記事100万円を貯める方法について言及してみる(´Д`)

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最終更新 2020.5.2

ようこそ(^^)/

人生を豊かに安心して生き抜くためには、健康と最低でも2,000万円は必要説に全面的に賛同する当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、先日、娘の授業料の振り込みに銀行に行きました。

少し混んでいたので、ロビーのソファーに座って待っていると、何気なくある主婦雑誌が目につきました。

パラっとめくると、とある記事が目に飛び込んできました。

「こうすれば年間100万円貯蓄できる!」

当ブログでも、再三年間100万円貯める方法については記事にしています。

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主婦層の100万円の貯め方のポイントに興味を抱いて読んでみました。

読めば読むほど?

疑問だらけとなってしまいました。

100万円貯蓄

あ・な・た・?
ご・主・人・は・協・力・的・な・の・?

お金を貯めることは大切です。

しかし、お金を貯めること自体が目的となってしまうと本末転倒だと管理人は常々思っています。

こんなタイトルでブログを運営している管理人です。

ケチの塊、お金を貯める権化と思われているかもしれません。

でも、使うときは使うようにしています。

現在は510㎡の敷地に203㎡のマイホームを建てて暮らしています。

今月はハイシーズンのハワイにも家族4人で行ってまいりました。

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お金は使うからこそ貯めなければならないというポリシーで生きています。

年間100万円を貯めているA子さんの自信一杯にあふれた生活をのぞいてみます。

 

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1 A子さん家の収入と家族構成

A子さんはアラフォーの専業主婦ですが、パート勤務をされています。

パートタイマー

4つ年上のご主人の月収は、手取りで34万円、A子さんは手取りで5万4千円です。

8掛けするとご主人の年収は、ボーナス4.5ヵ月分として約700万円となかなかの高収入です。

A子さんの年収は、税込みで約81万円としっかりと103万円の壁を破らず、専業主婦としての特権をフルに活用されています。

2人合わせれば、約781万円です。

パワーカップル夫婦に近いレベルです。

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A子さん家は、マイホームを12年前に購入し、後4年で完済を目標に日夜節約に努め、年間100万円をひねり出しているそうです。

2 夫のこづかいは3万5千円

A子さんは、独身時代から、家計簿をつけていて、収入と支出をすべて記録しているそうです。

夫のこづかいは、3万5千円と決めていられます。

なるほど新生銀行お小遣い調査の平均値です。

男性会社員のお小遣いは、37,873円(前年比+123円)

す、少ない!(´Д`)

40代半ばの一家の大黒柱の小遣いが、3万5千円でいいのか、管理人はとても疑問に思います。

こづかい

ちなみに管理人のこづかいは、少し減りましたが月9万円です。

決して平均よりも多いことを自慢するつもりはありません。

こづかいの多さは、精神的な余裕につながります。

管理人の場合、結局このお金は、あまり使わないので、回りまわって家計に戻ります。

子供のこづかい支援や、WAONチャージの原資などに消え、余ったお金はそのまま仕舞っておきます。

年間を通じた不意の冠婚葬祭や急な車や自宅の修理代などに使える家計の予備費のようなものです。

夫に多めにこづかいを渡すのは、妻の高度な夫操縦術だと思います。

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お袋も親父がなくなった際に通帳が出てきて、結構な額が貯まっていて感激していました。

男たる者かくありたいと思っています。

管理人もだまされていると知りながら満足しています。

見かけだけでもこづかいを多くしないと、ご主人の精神的なダメージは大きいと思います。

見栄も切れず、仕事上のつき合いも悪くなり、結果的に家庭に気まずい雰囲気を持ち込むなどマイナスインパクトは、想像するよりも大きいと思います。

いつか、ご主人がぶち切れないのか、不安を抱きました。

 

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3 固定費はエクセル管理

固定費とは、電気、水道、ガス、電話代など、生活するうえで出費が不可欠な項目のことをいいます。

A子さんは、これらの項目をエクセルで管理しているそうです。

家計簿

前月比や前年比で、減っていなければ、原因と反省を記録し、翌月につなげるそうです。

固定費は、ある程度まで切り詰めることは可能ですし、大いに推奨できます。

しかし、固定費はある程度まで切り詰めれば、それ以上切り詰めることは困難で、わずかの切り詰めが苦行となります。

家庭内不和が勃発する可能性が大いにあります。

暑い時はエアコンをばんばんかけ、寒い時はヒーターをガンガンかける。

それでも電気代はせいぜい月に1万円から2万円アップです。

電気点けっぱなしにガミガミ、エアコンの温度設定にガミガミでは、何のためのマイホームかわかりません。

家庭は愛で包まれているはずです。

別なところで経費節減されてもよろしいのではないかと思いました。

電気代節約のため、エアコンを我慢して、自宅で熱中症なんて笑えない話です。

4 ローンは、後4年で完済!

A子さんは、子供の進学のことを考え、住宅ローンは16年で返済すると宣言して、毎年100万円貯めているそうです。

ですが、マイホームは耐久消費財であることをお忘れになっていられるようです。

15年が経過すれば、ほとんどの場合、給湯器の交換、屋根や壁の塗り替えなどのリフォームが発生します。

また、気になるのは学資保険に入っていないことです。

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住宅ローンを返済することに汲々とされていますが、これから必要となるライフプランで生じるイベントを最悪の場合を想定して考えておかないと、破綻しそうな気がします。

5 本人は完璧と思っている

本人は、時短弁当を作ったり、手抜き朝食夕食にして、パートとの両立を図っています。

また、家族の行動をすべてスマホに入れて管理し、計画的に夕飯の提供、空き時間の有効活用を図られています。

運気をよくする風水術のため、毎日の庭掃除とトイレ掃除を欠かされません。

完璧です。

でも、そこに愛はあるのでしょうか?

とても疑問に感じました。

夫は満足しているのか?

夫婦不和

夫のこづかいは3万5千円、行動までもスマホで把握され、夕飯は冷凍食品を中心にした手抜き料理。

それも、子供のためにすべてを犠牲にする。

それが家族愛であるとA子さんは思い込んでいらっしゃるかのようです。

ご主人がご理解の上であれば、納得はできます。

そ・こ・に・愛・は・あ・る・の・か・!

 

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6 管理人の疑問

これらの行動は、A子さん目線からは、正しいかもしれません。

良妻賢母を尽くし、やりくりを上手にして、住宅ローンを無くして、子供の進学に全力を尽くされる。

そのためにも、節約節減に励み、少しでもお金を貯めて、一部借り入れ返済を進めていく。

目的達成のためには、夫のこづかいは平均並みにし、行動までも捕捉して、効率的な家事を進める。

また、固定費は常に前年比、前月比マイナスを目指す。

管理人は、こんな窮屈な生活などしたくもありません!

まるでこれでは、夫はA子さんのプランを実践するためのパートナーにすぎません。

失礼ですが、A子さんの家庭に愛はどうしても感じられません。

◆暑いと思ったらエアコンを点けっぱなしにしたっていいじゃないか!
◆たまに寄り道して帰ってきたっていいじゃないか!
◆こづかいを趣味に使いすぎて前借したっていいじゃないか!
◆1年間に100万円貯めることだけを目標として一体何になるんだ!

貯めた後の運用がまったく記事に書いてないのもとても疑問です。

◆風水で運気を高める時間があるんなら、冷凍食品じゃなくて、手料理に励むべきではないか!

この記事を読んで、どうしてもイライラしてくるのは、A子さんはA子さんの考えと行動が、絶対正しいと信じ込んでいるところにあります。

夫や子供の意見や感想がまったく見えないところにあります。

取材した記者さんまでも、スーパー主婦と持ち上げているようですが、管理人には愛がまったく見えません。

こんな息詰まるような暮らしは管理人にはとてもじゃないですが耐えきれません。

7 ザル勘定、どんぶり勘定のススメ

A子さんの100万円を貯める方法は、正論であることは間違いありません。

固定費を見直し、時間を節約し、生活を改める。

節約術の採点をつけるなら、100点満点でしょう。

しかし、そこにあるのは、成果主義そのものです。

目標を達成できなければ、検証し、修正し、さらにリトライして、目的達成に向けて突き進むPDCAそのものです。

平成の時代に入ってから、企業や官公庁は競って、成果主義を取り入れ、これまでの年功序列制度や終身雇用制度を破壊してきました。

その結果はどうでしょう?

我が国は、一見景気がいいように見えますが、あくまでも見かけ上です。

アベノミクスによるマイナス金利政策や法人税減税政策で、円安に誘導しているだけです。

規制緩和で、一部の新興企業だけ景気が上向きになっているだけです。

超有名ブランド企業も国際競争に勝ち残れず、青息吐息です。

行き過ぎた成果主義は、わが国独自の集団主義を破壊し、組織力をズタズタに引き裂いてしまいました。

我が社のことで恐縮ですが、我が社も平成の初期にご多分に漏れず、成果主義を取り入れ、昇進試験制度や能力給制度を導入しました。

導入により、優秀な人材が適材適所に配属され、企業はますます成長するという夢を抱きました。

ふたを開ければ、年功序列制は破壊され、点数だけ採れる要領の良い社員だけが昇進していきました。

人間関係は希薄となり、組織力はズタズタです。

社員に意欲がまったく見られなくなりました。

これまで、先輩が目をかけて、教育やノウハウを教えていた後輩社員が昇進試験で上下逆転となるわけです。

先輩が培った目に見えない仕事のノウハウは、ビジネス面ではとてもとても大事です。

いくらIT社会が到来しようが、最終的にはビジネスは人と人とのぶつかり合いの中で育まれていきます。

わが国独自の年功序列制度文化は、そういったノウハウをしっかりと継承してきましたが、成果主義の導入により、壊滅してしまいました。

我が社の企業成績は目に見えて落ちてしまっています。

バカです。

アメリカ人の企業風土を日本に持ち込んで成功するわけがない。

このような弊害が、日本全国あちこちに見られるようになったのは、悲劇というよりも喜劇です。

幸い我が社は、さんざん文句を言ったこともあったのか、成果主義以外にAO推薦制度の導入が昨年から始まり、少しは弊害がなくなったかなと思っています。

A子さんのやり方も成果主義そのものです。

怒り

PDCAを回すには、家族の共通意識と共通目的が必要です。

もっと十二分すぎるほど家族と話し合って、ルールを決めた方がいいのではと思います。

深い深い溝に亀裂が走ってしまえば、たちまちA子さんの抱いているライフプランは崩壊してしまいます。

もっと何事にも伸びしろ=自由度のあるザル勘定やどんぶり勘定で、アバウトに決めておく制度の方がむしろ成果が上がるような気がします。

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8 まとめ

A子さんが年間100万円貯めている方法について言及してみました。

やりくりして100万円貯めることはとてもすばらしいと思います。

ただ、何が何でも絶対100万円貯めるから、家族は我慢して!私も我慢するから!という論法は、少々乱暴すぎるかなというのが率直な感想です。

絶対というハードルは、成果主義の実践となります。

ハードルを越えることが、人生の目的となってしまうと、そのほかの生活にしわ寄せがいってしまいます。

夫の小遣いを限定(←しつこい!)、冷凍食品で我慢してもらい、経費を浮かせるため家族の行動までもチェックし、固定費の削減に汲々とする日々・・・!

ここに愛はあるのでしょうか!

目標は指標にすぎず、ついてくるものです。

成果主義の行き過ぎは、文化を破壊し、組織を破壊し、地域社会や血縁社会まで破壊しつつあると管理人は感じています。

家族は社会の最小単位です。

家族はシェルターです。

せめて家族の中だけでも、成果主義を導入せず、ザル勘定、どんぶり勘定で生きていきたいと思うのは、管理人だけでしょうか?

弁当

もちろん、多様な考え方はあって当然です。

一つの考え方として感じたことをつれづれなるままにその日暮らしで書き綴ってみました。

一つの意見ですので、ご批判はご容赦ください。

灯りの数だけ人生はあります。

もっとお気楽にお金を貯める方法はいくらでもあります。

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何も年間100万円を絶対にクリアするために、家族特に夫に無理強いさせるのは、いかがなものと思いますが、いかがなものでしょうか?

ブログと家庭に愛と真の情報を
それでは