ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはアノマリーという言葉をご存じですか?
科学的根拠がないのに、なぜかその傾向となりやすい不思議な現象のことをアノマリーと読んでいます。
株式投資の世界は、一寸先は闇の世界です。
何が起きるかわからないので、過去のデータにすがってでも、自分の投資行動を正当化したいというあらわれがアノマリーを信じる一因なのかもしれません。
株式投資のアノマリーはたくさんあります。
◆節分天井彼岸底(2月は高く、3月は安い)
◆セルインメイ(株式は5月に売れ)
◆5月に売って9月に買え
Sell in May and go away. But remember come back in September.
9月に買えということは、9月が株価の底になりやすいということを意味しています。
管理人は、株式投資の経験だけは長い底辺ポンコツ盆栽株主です。
1985年 8月12日 日航機御巣鷹山墜落事故
1987年10月17日 ブラックマンデー
2001年 9月11日 アメリカ同時多発テロ
2008年 9月15日 リーマンショック
株価が大暴落した日は、不思議と9月を中心に発生しています。
そして再びリーマンショックの悪夢が2021年9月21日にやってきました。
中国恒大集団の資金繰り悪化によるデフォルト(約33兆円)の可能性が高まったことによる世界同時株安です。
- 1 1985年8月12日 日航機御巣鷹山墜落事故
- 2 1987年10月17日 ブラックマンデー
- 3 2001年9月11日 アメリカ同時多発事件
- 4 2008年9月15日 リーマンショック
- 5 2021年9月20日 恒大集団ショック
- 6 ドキュメント2021年9月21日(火)
- 7 まとめ
1 1985年8月12日 日航機御巣鷹山墜落事故
1985年というと今から36年も前です。
当時、管理人は紅顔(厚顔?)の美青年でした。
お酒を吞んで帰宅してTVをつけると、日航ジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落した大事故を特番で放映していました。
その頃の管理人は、株式投資の世界にどっぷりとハマり始めた頃で、むさぼるように日本経済新聞ばかり読んでいました。
ただし、お金は全然なかったので、バーチャル投資しかできませんでした。
翌日の日経新聞を開くと、株価が軒並み大暴落となっていました。
株式投資と事故は密接につながっていることを初めて知った時でした。
あまりの興奮に日経新聞を抱えて会社に行くと、周囲の視線が突き刺さりました。
と罵倒しているような視線でした。
このとき、株式投資の話は、会社であれ友人であれ絶対に話してはいけないことを学びました。
また、日本経済新聞を持ち歩くことはあまりよろしくないことを学びました。
春先になると新入社員らしき初々しい女性OLが電車や地下鉄の中で、日経新聞を読んでいる光景に出くわしますが、公衆の面前では行わない方が無難だと思います。
人は常に人と比較して幸福の物差しを測る生き物です。
あいつは株式投資で儲けようとしていると思われては、いいことは何一つありません。
株式投資は、人知れず黙々と悶えながら行うものです。
現代は、株式投資の思いの丈を吐露できるブログや掲示板ができ、いい時代となりました。
少なくとも株価暴落の悲しみを吐露する場があるのは、株価が暴落したとき心が壊れず救われます。
そうでもしなければ、廃人となってしまいます。
2 1987年10月17日 ブラックマンデー
1987年は、時あたかもバブル経済の黎明期でした。
日本中が好景気に沸き、管理人もいよいよお袋からお金を出世払いで借りて、株式投資の世界に足を踏み入れました。
(もちろん借りたお金は7年かかって返済しました。)
当時はインターネットなどはまったくありませんでした。
毎日17時過ぎから始まるNHK教育の株価市況が楽しみでなりませんでした。
ラジオ短波は電波が安定せず、管理人は耐えられませんでした。
そんな矢先に今まで経験したことのない大暴落ブラックマンデーが、突然やってきました。
リアルタイムの情報がない中、何が起きたか皆目見当がつきませんでしたが、保有する銘柄の株価はどんどん下落していきました。
会社を抜け出し、呆然と証券会社の株価ボードを見つめていたことを思い出します。
しかし、直後に株価は戻っていきました。
暴落があっても、あわてて売却しなければ、株価は自立反騰して戻る確率が高いことを学びました。
3 2001年9月11日 アメリカ同時多発事件
管理人は1993年に妻に拾われて結婚しました。
結婚を機に株式投資から足を洗うこととしました。
結婚を機にまともな人間になりたいと思ったからです。
株式投資をしていると、常に株価が気になり、心が休まるときがありません。
言い値で損切りし、足を洗いました。
株価を持たない自由がこれほどすばらしいとは思いませんでした。
まるで大平原で深呼吸をしているような清々しさでした。
このタイミングで、株式投資を止めたことが、自分の人生のターニングポイント=僥倖となりました。
その後日経平均株価は、バブル崩壊し、長い長い低迷の時代に突入して行ったからです。
そのとき言い値で売却した株の中には、会社を清算し、株価の価値は0円となったものもあります。
先日あったオンキョーと同じです。
175万円が危なく紙切れになるところでした。
損切りを学びました。
子供も授かり、少し時間的な余裕ができたこともあり、再び株式投資への夢が沸々と盛り返してきました。
買おうとした株式は、パチンコパチスロ機の大手サミー工業(現セガサミー)でした。
1,000円前後で低迷していましたが、9月11日の新聞で、初代ディスクアップ発表の記事が小さく掲載されていました。
これは売れる!
買おうとしたその日の夜のニュースです。
なんリアルタイムで航空機が世界貿易センタービルに突っ込んで行きました。
心の中の良心が叫び、サミーの株を買うことをあきらめました。
その後しばらく鳴かず飛ばずでしたが、翌年1月、サミーはまったく新しい概念の獣王というスロットを発表します。
当時夢の夢であった1万枚に手が届く爆裂AT機の誕生の瞬間でした。
あっという間にサミーの株価は8,000円台にまで爆裂し、心が壊れました。
株式投資は、買うときは思い切って買うべきであることを学びました。
4 2008年9月15日 リーマンショック
サミーショックを味わい、再び株式投資への関心が薄れました。
子供も2人となり、子育てに格闘の真っ最中で、株式投資への時間的余裕はまったくありませんでした。
そんな矢先にリーマンショックが訪れます。
管理人の先輩が、その年定年退職を迎え、出入りの証券レディの薦めで、グロソブという投資信託を購入しました。
当時大人気の毎月配当型の投資信託で、先輩は退職金のすべてをグローバル・ソブリンの投資信託に預けました。
ところが、リーマンショックの猛威で、退職金が半分になってしまったとぼやいていました。
あんまり気の毒だったので、臨職として雇いあげてやりました。
5年で、損失分は取り返して、いたく感謝されました。
先輩の件は気の毒ではありましたが、リーマンショックは人生最大のチャンス!と閃きました。
このときに購入したのが、ソニー株やシャープ株などです。
結果的にソニー株は約6倍となりましたが、腐れシャープ株は一時は騰がるも、結果的に1/6となり現在に至っています。
まあ、二つ合わせればプラスだなというプラス思考で生きることとしました。
このとき購入した株式は腐れシャープ株を除き、順調に育っています。
暴落時には株を買え!というアノマリーを学びました。
それは東日本大震災のときもコロナショックの時も同じです。
結果的に長い目で見れば、暴落時投資は現在のところ成功しています。
5 2021年9月20日 恒大集団ショック
2021年は、東京2020オリンピックが開催され、盛り上がるはずだったにもかかわらず、新型コロナデルタ株が猛威を振るい、消費は低迷し、株価も低迷しました。
ところが現首相が総裁選に再出馬しないと表明してから日経平均株価は登り竜のように一気に3,400円も騰がっていきました。
2021年9月中間期決算権利確定最終日は9月28日です。
与党の総裁選の結果は、9月29日です。
とにかく権利確定日までは無事に済んでくれ!と祈るような気持ちでこの連休を過ごしていました。
ところがです。
春先からくすぶっていた中国の恒大集団のデフォルトのうわさが、一気に加速しました。
夜中の22時半からNY証券取引所はスタートします。
呆然と株価指標の数字を見ていました。
CME日経平均先物は、夜中に-1,000円を越えてしまいました。
NYダウ平均は一時-980$となりました。
恐怖が支配し、ほぼ一睡もできずに夜明けを待ちました。
6 ドキュメント2021年9月21日(火)
今週は連休が重なるシルバーウィークです。
東証市場の会場日は、21日、22日、24日の3日間だけです。
間にはアメリカのFOMC(連邦公開市場委員会)の会議が待っています。
テーパリングを継続するかどうか、議論が行われる予定です。
やばい!やばいです!
最低でも-100万円、最悪-200万円となると覚悟しました。
結果です。
アノマリーを信じ、騰がることを祈るしかありません。
ちなみに9月22日も日経平均株価は‐200円です・・・。
管理人の損益はいわずもがなです。お察しください!
7 まとめ
リーマンショック以来、13年ぶりの経済危機がやってきています。
恒大集団が破綻でもしたら、33兆円の債務が発生するとされています。
我が国でもGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が96億円分の恒大集団社債を保有しているそうです。
GPIF、恒大集団とグループ企業に計96億円投資 株と社債 3月末時点: 日本経済新聞
9月22日の社債償還の資金繰りはつきましたが、10月以降も次々と償還期日が迫っています。
ヤバい!
ヤバすぎます。
でもどうしようもありません。
9月28日は配当権利を手にすることができるので、売るに売れません!
また、これまでの暴落時のとおり、管理人にはじっと耐えるしか道はありません。
もちろん権利落ち最終日に売却したり、買い増ししたりする方法もあります。
さまざまな思惑の中で、みなさんのご武運を祈念するしかありません。
明けない日はありません!
ブログと株式投資に愛と真の情報を!
それではまた