最終更新 2020.3.16
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるには、2,000万円は必要とする意見に大賛同する当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、先日、管理人が通勤で使う地下鉄駅構内に「ボーナスBIG」のポスターが貼り出されました。
宝くじ系ギャンブルで、もっとも最高額の可能性があるくじとして有名なBIGですが、2019年6月22日まで発売のボーナスBIGは、さらに史上最高額の12億円です!
勝利の女神、石田ゆり子店長も微笑んでいます。
こんなすごい高額賞金のくじってあるの?
それもなぜセブンイレブンで販売しているの?
と思う人もいるかもしれません。
スポーツくじBIGは、2006年から発売を開始しました。
いっとき、我が職場でも大いに盛り上がりました。
( ゚Д゚)
その魅力は、高額の賞金にあります。
サッカー大会14試合の勝ち、負け、引き分けを全部当てると最高額6億円の賞金です。
しかも、その大会で当たりが出なければ、次の回に持ち越されます。
これをキャリーオーバーといい、これまで10億円が最高額でした。(特別開催回)
通常の宝くじは、期待値が40%前後と低いもっとも損するギャンブルです。
アメリカでは、愚か者の税金(Fool of Tax)とまで揶揄されています。
はたして今回の史上最高額12億円のボーナスBIGもまた、愚か者の税金なのかどうか考えてみます。
お金は大事です。
使うときはよく考えて使いましょう。
1 ボーナスBIGの購入先
ボーナスBIG(以下BIGとします。)の入手方法は、4つあります。
1 スポーツくじtotoBIGサイトから購入
スポーツくじは、大きく分けて、totoとBIGがあります。
toto 1等 5億円(キャリーオーバー)
mini toto 1等 1万円
toto Goal3 1等約20万円
ビッグ 1等 3億円から6億円
100円ビッグ 1等 1億円から2億円
ビッグ1000 1等 約1000万円
ミニビッグ 1等 約100万円
スポーツくじは、文部科学省の所管です。
運営は、独立行政法人日本スポーツ振興センターが行っています。
2 提携サイトから購入
楽天銀行、ヤフーtoto、SBI住信銀行三井住友銀行などに口座を持っていると24時間ネット上での購入が可能です。
24時間いつでも買えると環境は、ギャンブラーにとって非常に危険です。
ギャンブルは極めて依存性が強く、一度はまったらほとんど抜け出せません。
管理人も若かりし頃、パチンコにはまって人生を失いかけたことがありました。
こんな規制緩和許していいの?
強く疑問に思います。
( ゚Д゚)
我が国は、すべては経済優先の自己責任の国に変貌してしまっています。
これから解禁となるカジノでも、ギャンブル依存症対策が急務です。
3 提携コンビニエンスストアで購入
BIGは、4社のコンビニでも購入できます。
セブンイレブン マルチコピー機
ローソン Loppi
ファミリーマート Famiポート
ミニストップ Loppi
操作は、ちょっと面倒です。
まあ、面倒な方が買いにくいので、個人的にはいいと思っています。
セブンイレブンの場合です。
マルチコピー機のトップ画面から、スポーツ振興くじを選びます。
タッチするとTOTOやBIGなど数種類のくじの画面が出るのでBIGを選びます。
BIGをタッチして、購入枚数を選ぶと、払込票が打ち出されます。
レジで払込票と購入代金を支払うとチケットがもらえます。
購入時間は、8:00から22:30までです。
最終購入時間は、販売終了日までのAM11:30までです。
4 宝くじ売り場で購入
通常の宝くじ売り場でも購入できます。
国内Jリーグを中心に指定された14試合の勝ち負け引き分けをコンピューターがランダムに選んだくじを購入するシステムです。
1口300円です。
totoが1口100円に比べ3倍も高く設定されています。
なお、シーズンオフのときは外国のサッカー試合も指定します。
2018年は年間50回BIGを開催しています。
2 BIGの仕組み
BIGは、コンピューターがランダムに試合結果を選んで販売します。
totoのように、自ら勝ち負けを推測することができません。
サッカーの結果を当選に結び付ける純粋な博打(ギャンブル)といっても過言ではありません。
1試合につき、勝ち、負け、引き分けの3通りの組み合わせです。
つまり、3の14乗の組み合わせがあります。
組み合わせ回数は、理論上4,782,969通りです。
3を14回掛けてみてください。
驚くはずです。( ゚Д゚)
ロトのように自分で数字を選べないし、競馬のように予想もできません。
残念ながら、高額賞金だけ目当ての単なるくじになっています。
スポーツ振興は、集めたくじのお金で振興する原資にはなりますが、BIG自体はまったくスポーツとは関係ありません。
選んだサッカー試合の結果14試合について、コンピューターがランダムに出したくじをたまたま当てれば12億円の高額賞金が得られるだけのギャンブルです。
スポーツもへったくれもありません。
理論的に14試合すべてを当てる確率は、1/4,782,969です。
(当せん条件)
1等・・くじ結果の数字とすべて一致
2等・・くじ結果の数字と1つはずれ
3等・・くじ結果の数字と2つはずれ
4等・・くじ結果の数字と3つはずれ
5等・・くじ結果の数字と4つはずれ
6等・・くじ結果の数字と5つはずれ
確率的には、ジャンボ宝くじより遙かに高いので、ギャンブルとしての夢はあります。
ただし、サッカーとしての夢はありません。
3 人気はどうなの?
自分で予想した結果を選べないというBIGのシステムは、サッカーファンにとっては致命的です。
今一つ人気が出ません。
そこで、2013年にはワールドカップの試合も取り入れられました。
さらに2014年には欧州の試合なども取り入れられるようになりました。
あの手この手で、購入額を増やそうとしています。
しかし、最近のBIGの売上高は、平成28年度をピークに年々減っています。
平成28年度 111,796,426,000円
平成29年度 108,024,601,800円
平成30年度 94,819,515,200円
平成30年度は、ついに1千憶円を切ってしまいました。
平成30年度は、平成28年度の-15.19%まで、売上高は減少しています。
今回の12億円ボーナスBIGはこうした危機感から、ますますインフレ化しているような気がします。
4 実例を見てみると・・・
例として、第1065回(2019.1.20)を見てみます。
この日、Jリーグはもちろんお休みです。
そこで対象は、ヨーロッパの試合が対象です。
すみません。
詳しくないので、まったく知らないチームばかりです。
( ゚Д゚)
よほどのサッカー通でないとわからないと思いますが、試合そのものはくじとは全く関係がありません。
要は賭ける対象さえあればいいわけです。
( ゚Д゚)
アウゲスもエヴァドンもわかりません!
toto公式サイト-ロト6、宝くじと並ぶ高額当せんくじBIG。目指せ最高6億円!
この日の結果です。
引き分けが少ないです。
引き分けが少ないと当選が増えるといわれています。
当選発表です。
1等8億8252万1498円が2口も発生しました!
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
2019年第1回だけあって、売れ行きは好調だったようです。
売上金額 37億248万2400円
投票枚数 241万5223枚!
いくら売れ行きが下がっているからと言っても、1回のBIGで、こんなにも購入者がいるとは、衝撃です!
1等 17億6504万2900円
2等 1億2958万6840円
3等 3700万674円
4等 5566万6080円
5等 5333万1180円
6等 9415万5450円
計 21億3478万3124円
期待値 57.66%!
昨年のサマージャンボ宝くじの期待値です。
期待値は、49.97%です。
BIGの期待値は、宝くじの期待値より高めに設定されています!
やるな、文部科学省!
5 BIGは、愚か者の税金か?
ジャンボ宝くじよりも期待値は高くとも、期待値は57.66%です。
300円1口買った瞬間に127.02円を失うことと同じです。
競馬でさえ期待値は75%です。
買えば買うほどひたすら投資した額の42.34%を失っていきます。
これが愚か者の税金といわずなんといえばいいのでしょうか?
しかし、買えば可能性として、1/4,782,969の確率に当たれば、12億円が転がってくると思えば、期待値が低くても夢を買えます。
この夢の時間が、期待値42.34%と思えば、1口300円は安いと思います。
ボーナスBIGは、12億円の夢を1口300円で一時的に思い描くことができます。
それもジャンボ宝くじ1等1/10,000,000よりも2倍以上確率が高く設定されています。
そう考えれば、少額買って夢を描くにはとても安いと思います。
しかし、そこはギャンブルの常です。
だんだんとはまっていくと投資金額が高まっていきます。
第1065回のBIGでも投票枚数2,415,223口に対して、投資口数は12,341,500口です。
1回につき、平均約5口を投票していることとなります。
もし、1年間50回開催として、毎回5口をかけ続けた場合のシミュレーションです。
300円×5口×50回=75,000円を購入したとして、期待値は43,245円です。
1年間で、32,755円の損失となります。
以前も書きましたが、宝くじ好きの元同僚がいました。
歳末ジャンボを20年以上ボーナスで30万円分購入することを励みに仕事していた男です。
宝くじの期待値が、49.97%とすると彼の宝くじの損失は、巨額です。
30万円×20年×49.97%=299万9,820円!
300万1,800円を捨ててしまったことになります。
彼は歳末ジャンボにとどまらず、ナンバーズを買ったり、ミニジャンボやスクラッチも好きでひっきりなしに買っていたようです。
俺は宝くじに手を出さなければ、家をもう1軒買えたなあ・・・。
一人ポツンと口に出したのを忘れはしません。
数年前、早期退職して辞めてしまいました。
借金を早期退職上乗せ制度で返そうとしたからだ。
噂でもちきりとなりました。
くれぐれもBIGなどくじにはまらないようにしたいものです。
前の部署でも一時大ブームとなりました。
しかし、誰も当たらない!
しかも、サッカーの試合の結果で、当たりを判断するので、ひいきのチームがくじ上負けることに期待する矛盾が生じる場合があります!
結局、前の部署でもブームはわずかの期間しか続きませんでした。
じゃあ、おまえはどうするんだ?
はい、1枚ネットで買おうかなと思っています。
1枚300円で12億円の夢を買います。
もしも奇跡が起きたら、12億円のうち11億円は株式を購入します。
JFKに対抗します。
後の1億円でのんびりと過ごします。
愚か者でもいい。
俺は夢を見たいんだ!
みなさんもいかがでしょうか?
少額であれば、期待値は働きません。
プライスレスです。
ブログに愛と真の情報を!
それでは